絶景×美食のご褒美列車旅!「丹後くろまつ号」で味わう贅沢ランチ「トラベルランチコース」を体験

東京ウォーカー(全国版)

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京都府北部、福知山から天橋立間、および天橋立から西舞鶴間を走る「丹後くろまつ号」は、京都丹後鉄道唯一のレストラン列車。「海の京都」と称されるエリアの美しい海岸風景とともに食事を楽しめる、人気の観光列車だ。

「丹後くろまつ号」は、2026年9月27日(日)まで、京都丹後鉄道宮津線峰山〜網野間開通100周年と、近江鉄道創立130周年を祝うオリジナルヘッドマークを掲出している


2026年4月〜9月は、「モーニングコース」「トラベルランチコース」「トレインバルコース」の3コースを展開。今回はその中から、「トラベルランチコース」を紹介する。

黒を基調にした落ち着いた空間「丹後くろまつ号」

「丹後くろまつ号」は、工業デザイナー・水戸岡鋭治さんが手がけた車両で、漆黒のボディと“松”をテーマにしたロゴが印象的。車内外ともに高級感あふれるデザインが特徴だ。

出発の鐘を鳴らすアテンダント。同列車にはアテンダントが同乗し、観光案内などをしてくれる

「丹後くろまつ号」の車内。木のぬくもりを感じる内装


今回紹介する「トラベルランチコース」は、天橋立から西舞鶴までの約2時間の旅。奈具海岸や由良川橋梁といった絶景スポットを巡るルートで、記念日や自分へのご褒美旅としても人気を集めている。

由良川橋梁を走る丹後くろまつ号提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)


車内ではアテンダントが同行し、料理の提供や説明に加え、沿線の見どころも丁寧に案内。さらに、記念乗車証と国鉄時代を思わせる硬券タイプのコース券を乗車記念として持ち帰れるのも、鉄道好きにはたまらない。

記念乗車証は、中に丹後くろまつ号のスタンプが押してある

硬券タイプのコース券は乗車の記念にも提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)


丹後の魅力を表現した絶品コース

料理を手がけるのは「セントラーレ・ホテル京丹後」。丹後産の新鮮な食材を中心に、四季を感じる一皿を提供している。今回のテーマは「~La vue depuis la table テーブルからの眺め~」。ひと皿ごとに丹後の名所を表現する、見た目にも美しいコースだ。

「トラベルランチコース」の料理。ひと皿ずつ提供される


はじまりは伊根の舟屋をイメージした「舟屋の海風 新玉葱のブランマンジェ」。卵は良質なエサを与えた純国産鶏から採取している、伊根町の三野養鶏のものを使用。カラメルには玉ねぎの皮で香り付けしてある。

「舟屋の海風 新玉葱のブランマンジェ」


お次は「京丹後の花畑 地魚と香住蟹の長芋ピクルス巻き」。夕日ヶ浦温泉近くの花郷OKADAの花畑を食用花で表現し、華やかに仕上げたひと皿だ。ドレッシングには、宮津市・飯尾醸造の「富士酢プレミアム」を使用し、地魚ともよく合う優しい酸味に仕上がっている。

「京丹後の花畑 地魚と香住蟹の長芋ピクルス巻き」


その後も、パンや魚料理などが続き、車窓の景色とともに食事を楽しめる構成となっている。

「京丹後米香る田園 米粉パンと全粒粉パン」。パンは京丹後産のコシヒカリの米粉を使用。ホテル近くの「たんパぱん」と試行錯誤した特製パン。真蛸は低温で2時間かけてやわらかいコンフィ仕立てに

「夕日ヶ浦の夕焼け 丹後ぐじと蛤 潮仕立て」は、丹後ぐじのアラの出汁と蛤の出汁を合わせた潮仕立て。トマトピュレを溶かすと、夕日ヶ浦の夕陽の色に染まり、味変も


料理の最後を飾るのは「高原の恵み 琥珀和牛炭火焼き」。ビール粕を飼料に育てた“循環型”ブランド和牛・琥珀和牛を使用したステーキで、甘みのあるマデラソースをベースに紅芋酢を加えた特製ソースが肉のうまみを引き立てる、満足感のある一品だ。

「高原の恵み 琥珀和牛炭火焼き」


コースには、この「はちみつ入り紅芋酢」が土産として付く。農薬不使用の国産の紅芋から作った紅芋酒に、発酵と熟成を重ねて造ったこだわりの紅芋酢。水や炭酸水、牛乳で割って、自宅で楽しめるのもうれしい。

「天橋立の緑景 抹茶チーズケーキ」。海を思わせる青い皿に、松並木をイメージした自家製の抹茶チーズケーキ。クッキーを砕いたクランブルで砂浜を表現している


デザートは天橋立をイメージした抹茶ケーキと、オリジナルの丹鉄珈琲でほっとひと息。最後まで“丹後らしさ”を感じられる内容となっている。

天橋立に奈具海岸、絶景が続く車窓

レストラン列車は、食事だけでなく車窓の景色も大きな魅力のひとつ。駅員さんたちのお見送りを経て、しばらく走ると進行方向左手に天橋立が現れ、普段とは異なる横からの景観が楽しめる。見どころはアテンダントが案内してくれるので、見逃す心配もない。

駅員さんたちのお見送りに、思わず手を振り返してしまう。旅情を感じさせる1コマ


その後、奈具海岸では約15分停車。丹後天橋立大江山国定公園にも指定される屈指の絶景スポットで、写真撮影も満喫できる。

車窓いっぱいに広がる奈具海岸の景色


さらに、宮津市と舞鶴市を結ぶ「由良川橋梁」では、徐行運転を実施。海面に近い位置を走るため、まるで海の上を走っているかのような迫力の景色が広がる。

由良川橋梁は車両の前後に移動して眺めるのがおすすめ

 

由良川橋梁を過ぎると山や田園風景の中を走行。春には桜、夏は新緑も楽しめ、四所駅付近のしだれ桜は知る人ぞ知る名所だ。沿線では京都丹後鉄道の個性豊かな車両に出合えるのも楽しみのひとつ。知らない人々とのすれ違いも旅情を盛り上げてくれる。

四所〜東雲間を走る丹後くろまつ号と沿線の桜提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

天橋立駅に停車していた「丹後の海」。海の京都をイメージした水戸岡鋭治さんデザインの特急列車


夕方発の「トレインバルコース」にも注目 

なお、天橋立を16時5分に出発する「トレインバルコース」も運行。舞鶴港で水揚げされた新鮮な魚介を使った“魚バル”スタイルの料理が楽しめる。

ドリンクはサントリーとのタイアップで、角ハイボールやプレミアムモルツ、ウーロン茶など、5種類から選択可能。ファーストドリンクに加え、もう1杯分のチケット付きで、列車旅をより一層盛り上げてくれる。

「トレインバルコース」の料理提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)


料理をプロデュースしたのは、「その場で食べられる魚屋さん」をコンセプトに、舞鶴港の競りで直接仕入れた新鮮な魚介を販売しているサカナテラス。絶景と美食を同時に味わえる「トレインバルコース」は、特別な日の旅行はもちろん、気軽なご褒美旅にもぴったりの列車だ。

「ヤリイカとトマトのチョレギ風」は、柔らかいヤリイカと旬のトマトをチョレギ風に和えた一品。ごま油の香りが食欲をそそり、お酒にも合う提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

「シーフードフライ」。新鮮な地魚に加え、大ぶりのエビとホタテをフライに。自家製のしば漬けタルタルソースとの相性も抜群提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)


海と山、そして食の恵みが織りなす“海の京都”の魅力を、五感で堪能できる「丹後くろまつ号」。美しい車窓とともに味わうこだわりのコース料理は、日常を離れた特別な時間を演出してくれる。次の休日は、ゆったりと流れる列車旅で、心ほどけるひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。

丹後くろまつ号「トラベルランチコース」
運行日:2026年4月~9月の金曜・土曜・日曜・祝日
予約:3カ月前同日発売、午前10時予約受付開始
料金:1万5000円
定員:1コースあたり24名 

丹後くろまつ号「トレインバルコース」
運行日:2026年4月~9月の金曜・土曜・日曜・祝日
予約:3カ月前同日発売、午前10時予約受付開始
料金:6000円
定員:1コースあたり24名 
※旬の食材を使用しているため、季節によってメニュー内容が変更になる場合があります。
※ダイヤ改正などにより、運行時刻が変更となる場合があります。


取材・文・撮影=二木繁美

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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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