県外客を連れて行きたい!福岡でハズせない焼鳥の名店5選

九州ウォーカー

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ラーメンやモツ鍋、水炊きといったおいしいグルメがそろい、“食の都”として知られる福岡。そのなかでも、独自の文化をもつのが「焼鳥」だ。鶏以外に、豚や野菜、魚介類を使ったメニューも多く、県外から来た人は豊富なラインナップに驚くはず。今回は、地元の人から支持される焼鳥店を5軒紹介。

博多焼鳥の定番を作り出した“天下の味”


創業50年以上を誇る「天下の焼鳥 信秀本店」は、地元民や観光客をはじめ、多くの著名人が“博多の焼鳥と言えばココ!”と噂を聞きつけ訪れる有名店。

「博多座」のすぐ裏という土地柄、多くの芸能人が訪れる


「博多座」のすぐ隣という場所で、大将の安岡英雄さんと2代目・安岡英治さんが焼き場を守り続ける。元は昭和通り沿いの屋台を営んでいて、砂ずりやバラなど定番を10品ほど出していた。そんななか、「ニラとシソのバラ巻き」(1本270円)や「ミニトマトバラ巻き」(1本270円)をはじめとする“巻物”、豚足の肉だけを使ったコラーゲンたっぷりの「美人串」(1本259円)といった、ユニークで新しいメニューを次々に開発。徐々に人気を集めるようになった。

店内からは焼き場が見られ、食欲をそそる香りが漂う


串焼きは1本100円〜とリーズナブル!写真右から「バラ」(172円)、「地鶏串焼」(237円)、「鳥ミンチボール」(172円)、「牛さがり」(378円)


同店は、博多の焼鳥文化の代名詞“キャベツ×酢ダレ”の発祥としても知られている。ポン酢とレモンを合わせた自家製の酢ダレをかけて食べるキャベツは、おかわり自由。焼鳥ができあがるまでの時間や、箸やすめにつまもう。

【写真を見る】キャベツ×酢ダレ”の発祥として知られる「信秀本店」。ポン酢とレモンを合わせた自家製ダレがキャベツとよく合う


カウンターとテーブルがメイン。1、2階で105席を完備


[天下の焼鳥 信秀本店]福岡県福岡市博多区下川端8-8 / 092-281-4340 / 16:30~24:00(LO23:30) / 月曜休み

これぞ八兵衛流!九州産食材がメインの創作串


福岡をはじめ、東京や海外にも店を展開する「焼とりの八兵衛」。福岡市・今泉にある「焼とりの八兵衛 天神店」は、多くの焼鳥店がひしめき合う天神・今泉エリアで随一の人気を誇る。

店は、天神方面から今泉一丁目バス停手前の角を左に曲がってすぐとアクセス良好


老舗精肉店「肉のやしま」が開いただけに、厳選した九州産食材を使用。1日80本以上焼くこともあるという定番人気の「豚バラ」(172円)や「鳥きも」(162円)、「手作りつくね」(237円)など、常時20種類以上の多彩な串がそろう。また、「ねぎみそ」(248円)をはじめとする野菜串、割下風のタレがかかる「和牛すき焼き串」(626円)、ペースト状のえんどう豆をサクッと揚げる「えんどう豆の串揚げ」(518円)といった“変わりダネ”も並ぶ。

写真左奥から時計回りに、卵黄付きの「和牛すき焼き串」(626円)、「和牛さがり串」(518円)、「鳥皮」(塩・ぼんじり 各140円)、「豚バラ」(172円)、「鶏きも」(162円)


「えんどう豆の串揚げ」(270円)。えんどう豆をペースト状にし、サクッと揚げる


ショーケースには、九州産食材を中心に使った、自慢のネタがズラリと並ぶ


店内にはオープンキッチンスタイルのカウンターと座敷があり、席間にゆとりを持たせ、快適に過ごせるのもいい。連日予約で埋まっていることが多いので早めの電話予約がおすすめ。

目の前で豪快に焼き上げるライブ感もいい


[焼とりの八兵衛 天神店]福岡県福岡市中央区今泉2-5-28 / 092-716-2778 / 18:00~翌1:00(LO24:30) / 休みなし

60年以上守り抜く名物ネタはどれも絶品


1950(昭和25)年創業の「本家 藤よし」は、住宅街の裏路地にあるにも関わらず、地元の常連を中心に名物串を求めてやってくる客でにぎわう老舗。

料理人の深堀禎之さん。和食店などで修行を積み、同店で20年以上料理を作り続ける


写真左から「牛バラ」(1本324円)、「きも」(1本140円)、「べんてん」(1本216円)、「おく」(1本378円)、「ぺた」(1本162円)、「なんこつ」(1本324円)


店内のショーケースには、その日に仕込んだ新鮮なネタが常時約26種類。「ばら」(1本324円)や「はつ」(1本216円)など親しみのあるものから、“牛の舌の奥”にあるタン元「おく」(1本378円)や、“尻っぺた”からその名が付けられた「ぺた」(1本162円)といっためずらしい品までそろう。なかでも、豚の子宮「こぶくろ」(1本162円)、豚の直腸「べんてん」(1本216円)などの“もつ串”がイチオシ。

素材の食感を残しつつ焼き上げる、熟練の技は見事


串打ち前の下処理を徹底しているため、臭みがなくフワッと柔らかな食感に仕上がっている。創業以来受け継がれる自家製ダレや、ニンニク醤油ダレとともに堪能しよう。

重厚な梁など歴史を感じる店内。1階にはカウンター、テーブル席を備える


店は「箱崎公民館」前。住宅街の一角にたたずむ看板を目印に


[本家 藤よし]福岡県福岡市東区箱崎1-36-1 / 092-641-3988 / 11:30~14:00、16:00~23:00 / 月曜休み

具材を生かす絶品串を片手に今宵は焼鳥研究!


福岡市・春吉の住吉橋通り沿いに建つ「村崎焼鳥研究所」は、肩肘張らずに楽しめる“庶民派”な店として人気を博している。

山盛りのキャベツを盛ったトレーで提供するオススメ6本!「砂ずり」(118円)、「ハツ」(129円)など


自慢の串は、「砂ずり」や「ハツ」、「ねぎ間」など20種類以上そろい、1本118円からとリーズナブルに味わえる。部位ごとにブロック肉で仕入れ、下処理から串打ちまですべて店内で行うのがこだわり。ジューシーな「バラ」や、カリカリの「皮」など、具材ごとの食感を最大限にいかし、塩か醤油ベースの自家製ダレで味付けする。

10年以上継ぎ足す自家製ダレ。醤油やみりんなどをブレンドし、コク深い味わい


「ささみしぎ焼き」(334円)。特製ダレとゴマの風味が絶妙


さらに一品料理も充実。「ささみしぎ焼き」(334円)は軽く炙った鶏肉が柔らかく、味噌やからし、醤油で作った特製ダレとゴマの風味が効いた名物メニューだ。

趣き溢れる店内。カウンター、テーブル、座敷がある


週末は満席になることも多いので事前電話確認を。2017年にオープンした新業態の姉妹店「村崎炊鳥研究所」にも注目だ。

店は「住吉橋通り」沿い。赤い提灯が目印


[村崎焼鳥研究所]福岡県福岡市中央区春吉1-13-1 / 092-714-0584 / 18:00~24:00(LO23:00) / 不定休

創作メニューが秀逸!“六三四イズム”のニューカマー


福岡市・渡辺通に2017年7月にオープンした「やきとり 五二六(コジロー)」は、人気店「やきとり 六三四(ムサシ)」の2号店。

食器類は有田焼に統一し、見た目も重視する「やきとり五二六」。写真右から「ささみ」(237円)、「もも」(216円)、「パクチー豚バラ」(270円)、「えび巻」(324円)、「和牛カルビ」(540円)


カウンターのショーケースに焼き鳥がズラリ。すべて手打ちにこだわる


「パクチー豚バラ」(270円)や「カマンベールチーズ」(324円)などの創作串をはじめ、連日多くの客が求める“六三四流”メニューを味わえるのが特徴だ。九州産の朝びき鶏で作る「もも」(216円)や「ささみ」(237円)など、こだわりの食材を使用した串もそろう。

「本マグロ刺し」(1058円)は、ハート型のデザイン、花を添えるなどSNS映え抜群の仕上がり


一品モノでは、さわやかな酸味の自家製タルタルソースとトロトロの半熟卵を使った「ポテトサラダ」(648円)や、大トロと中トロの刺身にウニ、イクラを彩り良く散りばめた「本マグロ刺し」(1058円)など、写真を撮りたくなる見事なビジュアルのメニューも。

カウンター、テーブルを完備。こぢんまりとした店内だが、足元や天井部分に荷物置きスペースを設けるなど快適な空間を演出


オープンキッチンスタイルで、目の前で食欲をそそる音とともに串が焼かれ、香ばしい煙が漂うライブ感を楽しめるのも魅力。人気焼鳥店が手がける店で、大将のアイデアが光る創作メニューをぜひお試しあれ。

2017年7月、本店「やきとり 六三四」の2階にオープン


[やきとり 五二六(コジロー)]福岡県福岡市中央区渡辺通5-3-23-1 プロスペリタ天神2 2F / 092-762-5021 / 17:30~24:30(LO24:00)、土曜・日曜17:00~ / 休みなし

知れば知るほどおもしろい福岡の焼鳥文化。お気に入りの店を見つけて、今宵は串を片手にグイッと一杯いかが?

【九州ウォーカー編集部】

九州ウォーカー編集部

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