【24時間営業】ホワイトブルーの貸切露天で「地獄蒸し」という感動体験!豪華料理のシェフは“温泉”!?【九州の日帰り温泉vol.19】

東京ウォーカー(全国版)

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温泉に入っている間に料理が完成!?98.7度の蒸気で蒸しあげる「地獄蒸し」を体験

昨今の旅行トレンドでは単なる観光や温泉入浴で終わらない、その土地ならではの「体験」に価値が置かれている。温泉地ならではの食文化として根付いている地獄蒸しを体験すべく、調理法について話を聞いてみた。

――入浴客は、なんと無料で地獄蒸し器が利用できるそうですね。

はい。温泉に入ることが条件で、地獄蒸し器が無料で利用できます。もし体調不良で入浴ができなければ600円の入浴券を購入しても利用可能です。

――調理方法について教えてください。

調理法はいたって簡単です。食材をザルに入れて地獄窯に入れるだけです。地獄蒸し料理自体は、明治期からすでに確立されていたもので、とてもシンプルです。

蒸し場には蒸し器がズラリと並ぶ画像提供:豊礼の湯


――地獄蒸し初心者へ利用手順を簡単に教えていただけますか?

まずは地獄蒸し器に食材をセットしたら温泉へ入浴されてください。食材によって蒸し時間は異なりますが、専用のカゴに食材を入れて、蒸し上がるまで待つのみです。蒸し上がりまでの目安は、芋やトウモロコシで20~30分、ソーセージは15分、しいたけ、卵は5~7分、ブロッコリーで2分です。食材の味が最大限に引き出されて、塩やポン酢といったシンプルな味付けで絶品に仕上がります。

鶏まるごと一羽の蒸し時間の目安は1時間画像提供:豊礼の湯


地獄蒸しはプロの料理人のファンも付くほどのおいしさ!

ここで、ちょっと興味深いエピソードを耳にした。なんとプロの料理人が2日連続で大量の食材を持ち込んで地獄蒸しを楽しんでいたというエピソードが飛び出したのだ。温泉の地熱で蒸し上げる地獄蒸し料理のおいしさと使い勝手のよさがうかがえるエピソードである。

――地獄蒸しを体験しているお客様はどんな様子でしょうか?特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

先日、板前さんが2日連続して山のように食材を持ち込んで、入浴後に地獄蒸しを利用していました。

――プロの料理人が2日通うとは本当においしかったんでしょうね!おすすめの食材を教えていただけますか?

冬は牡蠣、カニ、エビ等の海鮮がおすすめです。夏のおすすめはトウモロコシ、芋、カボチャ、人参などの根菜類です。ソーセージや手羽先、豚まんもおすすめです。

――食材は持ち込みOKとのことですが、近くにスーパーはありますか?

小国町内に「マルミヤ」と「フレイン」というスーパーがあります。豊礼の湯からは車で15分ほどの場所になります。

――豊礼の湯の売店で販売している食材は?

鳥のモモ肉、手羽先、豚まん、卵、サツマイモです。

豊礼の湯には小さな売店もある画像提供:豊礼の湯


――調味料はありますか?

塩やマヨネーズなど、お好きな調味料や、ラップなどはご持参されることをおすすめします。売店では醤油、ポン酢を販売しています。

椅子とテーブルが用意されたスペースがあり、地獄蒸しした料理を食べることができる画像提供:豊礼の湯


秋は紅葉も!ホワイトブルーの湯と山の紅葉を楽しむ

10月から秋の行楽シーズンに入ると、豊礼の湯はまた違った表情を見せる。露天風呂から望む涌蓋山の景色は季節によって変化するが、秋の紅葉シーズンはとりわけ美しい。日隈マネージャーに聞くと、紅葉の見頃は11月だという。秋色に染まる山々と、ホワイトブルーの湯の色の対比を一緒に楽しめる季節の到来はそろそろである。この辺りは夜は真っ暗になるので、紅葉を楽しむなら日没までとなるが、「夕方6時までに来られたらよろしいかと思います」というアドバイスをもらった。「紅葉+貸切露天+地獄蒸し料理」をお手頃価格で楽しめる“秋ならではの温泉旅”を計画してみるのもよさそうだ。

泊まるなら素泊まりで、朝食はもちろん地獄蒸し!

豊礼の宿の洋室客室。豊礼の宿は素泊まりのみの施設だ画像提供:豊礼の湯

豊礼の湯には「豊礼の宿」が隣接して建っており、日帰りだけでなく宿泊もできる。客室は洋室と和室があり、1室2名1万円から。宿泊は素泊まりスタイルなので、夕食や朝食は自分たちで用意することになる。とはいえ、ここではそれも楽しみのひとつ。「朝食の地獄蒸しには、豚まんと卵がおすすめですね」と日隈マネージャーが教えてくれた。朝から温泉に入り、地獄蒸し器に卵や豚まんをセットする。湯上がりにできたてを味わえば、いつもの朝食とはひと味違った旅の朝になるだろう。「温泉に入るために泊まる」だけでなく、「温泉地で朝ごはんを作る」という体験まで付いてくるのが、豊礼の宿の魅力で、宿泊スタイルだ。今年の秋は、普通の温泉旅でなく、ひと味違った“体験旅”をしてみてはいかがだろうか…?

宿泊してヘルシーな地獄蒸し料理を味わえば、デトックス旅としてもよさそうだ画像提供:豊礼の湯

【豊礼の湯】
熊本県阿蘇郡小国町西里2917/0967-46-5525
〈大浴場〉
■入浴料:1人600円
■営業時間:8時~20時(最終受付19時)
■休館日:水曜日
■大浴場:露天男1女1
■泉質:塩化ナトリウム物泉
■湯の特徴・効能:ホワイトブルーの湯。皮膚病や術後の傷跡の回復を促進、虫刺されのあとのかゆみを軽減

〈貸切風呂〉
■入浴料:平日1室60分1000円~2000円
■営業時間:24時間(檜風呂のみ8時~18時)
■貸切風呂:貸切内湯6、貸切露天11

取材・文=大庭かおり

※休館日、営業時間、料金などは変更になる場合があるため、最新情報は公式サイトで確認。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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