【ZOZOで販売中】「1万円の価値があるものを作らなきゃ」ZOZOに出品した服飾学生に、プロの壁と成長のリアルを聞いてみた
東京ウォーカー(全国版)
服飾専門学校に通う学生たちが作った服が、なんとZOZOTOWNで買えちゃう!?
ZOZOと専門学校がタッグを組んだ新ブランド「FUTURE FOR YOU-MAKES-」が2026年9月1日よりスタートした。販売期間は2026年9月30日(水)まで。各アイテム1点限りで、売り切れ次第で販売終了だ。ビームスから提供された服を学生たちが自由な感性でリメイクし、一律1万円で限定販売している。
今回は、実際に作品を出品している文化服装学院の藤原大成さんと、モード学園の高橋花奈さんに「プロの市場で服を売るリアルな本音」を聞いてみた。
ビームスの服に、思いを込める!
提供された服をベースに、学生ならではのアイデアを詰め込んだ今回の1点ものアイテム。
文化服装学院の藤原さんは、定番のチェックシャツのリメイクに挑戦。ドローストリング(引き紐)を仕込むことで、着る人が自由にシルエットを変えられる現代的なデザインに仕上げた。
モード学園の高橋さんは、販売時期(9月)に合わせて秋冬に使えるアイテムを提案。トレンドのチェック柄や、ウエストからふわっと広がるペプラムシルエットを取り入れて「今どきの若者に刺さる服」を追求したという。
「ZOZOで売る」と知った時のプレッシャーと意識改革
学校の課題なら「自分が作ってみたい服」を作れば評価される。でも今回は、年間購入者数1300万人以上が使う巨大ファッションECで実際に価格がついて販売されるのだ。
この違いに、2人とも最初はかなり焦ったという。
文化服装学院の藤原さんは、「自分が作りたい服じゃなくて『誰かが実際に買いたいと思う服』を意識するようになりました。着心地やサイズ感、完成度の高さまで考えるようになって、服づくりへの責任感がより一層強くなりました」と、ものづくりへの向き合い方の変化を語る。
また、モード学園の高橋さんも「誰もが知ってるZOZOTOWNで売れるなんてすごすぎる!と思う反面、『1万円の価値があるものを作らなきゃ』というプレッシャーはすごかったです。でも、売れるクオリティのものを作る経験なんてめったにできないので、絶対に挑戦したいと思いました」と当時の本音を明かしてくれた。
一番の壁は「写真だけで魅力を伝えること」
服を作るだけじゃなく、ZOZOTOWNに載せる写真のスタイリングや撮影も自分たちで担当。ここで意外な壁にぶつかったという。
高橋さんは「どうしたらよい見せ方ができるのか、実際ZOZOTOWNを見て分析したり、画像でしか判断できない購入者視点で、いかに鮮明に伝わるかを考えました」と振り返る。
藤原さんも「写真1枚、スタイリング1つで服の印象がガラリと変わることに気づきました。服を完成させて終わりじゃなく、価値をしっかり伝えることまでが『ものづくり』なんだと実感しました」と語ってくれた。
意味のある1着を
今回の経験を経て、2人の将来の夢はより具体的になったようだ。
藤原さんは「将来は経験を積んで、自分のアイデアを世の中に発信できるブランドを立ち上げたい」、高橋さんは「デザインから縫製まで何でもできるプロになって、商品の見せ方や発信の仕方も、もっと勉強したい」と未来を見据えている。
未来の有名デザイナーになるかもしれない学生たちが、悩み抜きながら作った1点もののリメイク服。クリエイターたちの熱い想いが詰まった服を、ぜひZOZOTOWNでのぞいてみてほしい。
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