たべっ子どうぶつ、北斎、駄菓子Tシャツまで! 錦糸町ユニクロ限定「UTme!」とローカライズの最前線
東京ウォーカー(全国版)
「ユニクロといえば、全国どこに行っても同じ商品が並び、同じ買い物体験ができる場所」——そう思っていないだろうか。
確かに、定番のインナーやベーシックウェアを手軽に買える安心感はユニクロの最大の強みだ。しかし最近、そのイメージをいい意味で覆す店舗が増えている。店舗がある「街」の特性や文化を深く汲み取り、その地域でしか味わえない限定体験を提供する“ローカライズ型”のユニクロだ。
その象徴とも言えるのが、リニューアルを果たした「ユニクロ アルカキット錦糸町店」である。
地域密着の真骨頂!「錦糸町」企業の圧倒的なローカル愛
今回のリニューアルから見えてくるのは、単なる「店舗の改装」を超えた、「地域」との距離感だ。
例えば、ご当地限定スタンプやTシャツ・トートバッグを作れる「UTme!」のコラボ企画では、錦糸町にゆかりのある5つの企業・美術館(ギンビス、大黒湯、廣田硝子、すみだ北斎美術館、やおきん)とタッグを組み、全14柄もの限定デザインを展開している。
オープンに先立ち行われた発表会では、各社から熱い“錦糸町愛”が語られた。
「たべっ子どうぶつ」でおなじみ、ギンビス・小畑さんは「錦糸町の懐かしさと今をキュッと詰め込んだイラスト。ギンビスのルーツだからこそ実現したデザイン」と笑顔を見せ、駄菓子のやおきん・小野さんも「大人になって『やっぱり錦糸町はいいよね』と帰ってきてくれるような街になれば」と駄菓子Tシャツに込めた思いを語った。
また、近年の錦糸町で若いファミリー層が増加している背景を受け、キッズ・ベビー売り場を従来の3倍に拡大し、国内最大級の広さに刷新しただけでなく、子ども専用試着室も用意されている。ゲストの保育士・てぃ先生は「服選びは子どもが人生で最初に自分で選択・決断する教育の一環。お洋服を自分で選ぶ体験は子どもの満足度や成長につながる」と語った。
店内に設置された「教えて!あなたの錦糸町MAP」も含め、買い物をしながら自分の街の魅力を再発見できるような体験型店舗に仕上がっている。
チェーン店における「ローカライズ」
「世界中・全国どこでも均一なサービスを提供する」のが、これまでの大手チェーンの勝ちパターンだった。しかし、現在のユニクロは「どこにでもある安心感」を残しながら、「その街にしかない魅力を発信する」というアプローチをしている。
旅先や普段とは違う街のユニクロに立ち寄った際、「あ、この店舗はこんな街の特色を出しているんだ!」という発見があるのは、消費者にとってもワクワクする体験になる。
チェーン店における「ローカライズ」が今の時代の重要なキーワードになっていることを、今回の錦糸町店の取り組みは鮮やかに証明しているのかもしれない。
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