話題の新店「らーめん MAIKAGURA」も採用。ラーメン界の最新キーワード“鶏と水”とは!?
東京ウォーカー
“濃厚魚介豚骨”や“鮮魚系”など、東京ラーメン界はこれまでさまざまなトレンドを生み出してきた。そんな中、今注目されている最新キーワードが“鶏と水”。2018年2月26日に東京・千歳船橋にオープンした「らーめん MAIKAGURA」もそんな一杯が味わえる店だ。

用いるのは鶏と水のみ。いかにシンプルに旨く作るかがテーマ
“鶏と水”とは読んで字のごとく、鶏と水だけで作るスープのこと。いたってシンプルだが、だからこそ奥が深く、ラーメン職人の力量が試される。
こちらの店では岩手産の銘柄鶏のネック(首)付きのガラを使用している。「ネックの部分からは力強いしっかりとしたダシが出るのです」と店主の一条太一さん。

そしてもう一つのこだわりが水で、「RO水」という超純水を取り入れている。水道水を特殊なフィルターに通してろ過することで、不純物をほぼすべて除去。よりクリアでしっかりとしたダシを取ることができる。

1つの寸胴に対して、鶏25kg・水25ℓと同量を合わせ、8時間かけて弱火でじっくり煮込んで旨味を抽出している。

鶏の上品な旨味が後を引き、スープを飲み干す人が続出
そんな“鶏と水”スープを堪能できるのは、「醤油らーめん」(760円)。ダシなどは加えず、静岡産の再仕込み醤油をはじめ、3種の醤油のみをバランスよく配合した醤油ダレがスープの旨味を引き立てる。
鶏油(チーユ)の芳醇な香りが立ち上るスープをひと口飲むと、鶏だけの旨味が口いっぱいに広がっていく。雑味は一切ないクリアな味わいで、キレのある醤油ダレが“鶏と水”をさらなる高みへと昇華させている。そしてその余韻がじんわりと後を引き、もうひと口、ふた口と飲みたくなる。

麺は細ストレート。しなやかな舌ざわりで喉ごしが抜群。それでいて噛むとモッチリで、小麦の風味もしっかりと伝わってくる。
素材の持ち味を生かした、シンプルながらも奥深い“鶏と水”。ラーメン界の最新トレンドをじっくりと堪能しよう。
取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦
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