ニューヨーカーを虜にしている“カリスマ店主”の一番弟子が独立。地元・世田谷に自らの店をオープン!

2018年5月9日 21:00更新

東京ウォーカー 取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

1999年に神奈川県大和市で創業した「中村屋」(現在は海老名市に移転)。店主の中村栄利氏が独学で編み出した洗練されたラーメンが爆発的な人気を呼び、“神奈川淡麗系”という新ジャンルを開拓した。現在、中村氏はアメリカに拠点を置き、ラーメン文化を世界に発信している。そんな氏の一番弟子が満を持して独立。新たな淡麗系ラーメンを仕掛ける!

「中村屋」で約7年修業し、ニューヨークや青森でも腕を振るう

その人物こそ、2018年2月26日に東京・千歳船橋で「らーめん MAIKAGURA」を立ち上げた一条太一さんだ。

店主の一条太一さん。「中村屋」で約7年間腕を磨き、2018年2月に地元・世田谷で「らーめん MAIKAGURA」を立ち上げた

店主の一条太一さん。「中村屋」で約7年間腕を磨き、2018年2月に地元・世田谷で「らーめん MAIKAGURA」を立ち上げた

すべての画像を見る(5件)

サラリーマンを経て、2010年10月に「中村屋」の門を叩いた。「もともとラーメンの食べ歩きが趣味でしたが、『中村屋』を食べて衝撃を受けました。こんなに洗練されたラーメンがあるのだと」と一条さんは当時を振り返る。

それから2017年11月まで約7年、中村氏の下でラーメン作りを学んだ。その間、海老名本店、当時出店していたラーメン複合施設「津軽ラーメン街道」(青森県五所川原市)で店長を務めたほか、ニューヨーク店でも活躍した。

【写真を見る】師匠・中村栄利氏の代名詞“天空落とし”も継承。テボを上空高くから振り下ろす、美しい湯切りも必見だ

【写真を見る】師匠・中村栄利氏の代名詞“天空落とし”も継承。テボを上空高くから振り下ろす、美しい湯切りも必見だ

そして独立を意識し始めた2017年7月に転機が訪れる。それまで「中村屋」が出店していた「津軽ラーメン街道」で、期間限定ながら自分の店を持つことになったのだ。

店名は「舞kagura」で、「中村屋」とは異なる鶏100%スープの「醤油らーめん」と「芳醇鶏白湯(パイタン)麺」を披露した。すると人気を集め、当初は2か月限定の予定だったが、1か月延長し、トータル3か月間営業した。

「舞kagura」の成功を自信に、“ラーメンの都”東京でいよいよ勝負!

「津軽ラーメン街道」での成功で“自信”を“確信”に変え、ついに独立を決意。地元である世田谷区に凱旋し、「らーめん MAIKAGURA」をオープンさせた。

店内はカウンター8席のみ。洗練された内装でまとめられ、ニューヨークのラーメン店を連想させる

店内はカウンター8席のみ。洗練された内装でまとめられ、ニューヨークのラーメン店を連想させる

基本のメニューは「醤油らーめん」(760円)と「鶏白湯麺」(880円)。「舞kagura」時代の流れを踏襲しながらも、さらにブラッシュアップさせている。

鶏と水だけで取ったスープが自慢の「特製醤油らーめん」(980円)。奥深い味わいで最後の一滴まで飲み干したくなる

鶏と水だけで取ったスープが自慢の「特製醤油らーめん」(980円)。奥深い味わいで最後の一滴まで飲み干したくなる

低温調理でレアに仕上げたチャーシュー。モモ(左)のほか、「特製」にすると肩ロースのローストポーク(右)が追加される

低温調理でレアに仕上げたチャーシュー。モモ(左)のほか、「特製」にすると肩ロースのローストポーク(右)が追加される

特にこだわったのが素材本来の香り。「醤油らーめん」はコクと旨味の清湯(チンタン)スープ、「鶏白湯麺」は芳醇な白湯スープで、それぞれ素材を厳選。鶏ガラは岩手産の銘柄鶏、水は不純物をほとんど取り除いた超純水「RO水」を用い、それのみを煮込み、鶏の旨味だけを丁寧に抽出している。

「師匠(中村氏)からは多くのことを学ばせてもらいましたが、今でも心掛けているのが香りを重視し、素材感を大切にすること。そして素材感を殺すことなく、新しい感覚を表現することです。物事の本質をしっかりと見極め、適した調理法で素材の持ち味を最大限に引き出すことが僕らの仕事です。今後もそれを追求し、1人でも多くのお客様に喜んでいただけるよう、日々精進していきます」(一条さん)

この記事の画像一覧(全5枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事

ページ上部へ戻る