浅草で話題沸騰中のヘルシー油そば。その意外すぎるルーツとは?
東京ウォーカー
東京・浅草にある「オリーブ油そば 三六」。イタリア産のエキストラヴァージンオリーブオイルを使用したヘルシーな油そばが話題で、男性はもちろん、女性からも高い支持を集めている。そのメニューはいかにして生まれたのか?

オーナーは浅草で15年間バーを営むバーテンダー
今やすっかり認知され、専門店も増え続けている油そば。しかし、オリーブオイルに特化した油そばの専門店は、これまでありそうでなかった。それを考案したのが、共同オーナーの1人、監物(けんもつ)昌宏さんだ。
監物さんはバーテンダーで、赤坂や六本木などで腕を磨ぎ、約15年前に浅草に自らのバー「Zu-Lu(ズール)」をオープンさせた。また、イタリアンの経験もあり、それを生かした料理も評判を呼び、店は繁盛していった。そんなある日、「何かシメの料理を作ってほしい」という客のリクエストに応えて出したのが、オリーブオイルを使った油そばだった。
「考案したのは8年くらい前です。当時僕自身がラーメンにハマっていて、飲んだあとでもさっぱり食べられるということで、オリーブオイルを使ったイタリア風の油そばを思いつきました」(堅物さん)。
以来、「オリーブオイル100%の油そば」は同店の人気メニューとなり、長らく愛され続けていった。それから8年後、転機が訪れる。浅草で別の飲食店を営む知人から、「手頃な物件があるので、一緒に店をやらないか」と誘われたのだ。
「オリーブ油そばには自信があったので、いつかは専門店を開きたいと思っていた」という監物さんにとっては渡りに船。こうして2018年5月16日に「オリーブ油そば 三六」をオープンさせた。

パクチーやチーズなど、トッピングも豊富!
一番のこだわりはなんといってもオリーブオイル。イタリアの老舗メーカー「ピエトロ・コリチェッリ」のエキストラヴァージンオリーブオイルのみを使っている。オリーブオイルの鮮度を表す酸度が極めて低く、風味がとにかく豊か。さらにオレイン酸やポリフェノールなども豊富で体に優しい。
また、自家製の醬油ダレも自慢。兵庫の老舗メーカー「ヒガシマル醬油」の「特選丸大豆うすくちしょうゆ」がベースで、魚介ダシや白ワインを加えることで旨味が増し、オリーブオイルとの相性も抜群だ。
基本のメニューは「オリーブ油そば」(750円)と「スパイシーオリーブ油そば」(850円)の2種だが、豊富なトッピングをかけ合わせることでカスタマイズもできる。
一番人気は「粉チーズ」(100円)。香り豊かなパルメザンチーズでまろやかな味わい。さらに「温玉」(100円)と黒コショウ(無料)も加えると、カルボナーラ風に。
そして女性に人気が高いのが「パクチー」(200円)。こちらは清涼感が増し、イタリア風の油そばが一転して、アジア風に変わるのがおもしろい。
そのほか、唐辛子オイルやアップルビネガーをはじめ、卓上調味料も多彩なので、いろいろと試して自分好みの味を楽しもう!





取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦
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