WEAVER×花澤香菜!楽曲の生演奏も楽しめた「流星コーリング」朗読音楽会リポート

2019年3月22日 8:00更新

東京ウォーカー(全国版) ソムタム田井

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3ピースピアノバンド・WEAVERのドラマーである河邉徹さんの新作小説「流星コーリング」。「王様のブランチ」BOOKランキングで1位を取り、早くも重版が決定するなど、多方面から注目されている同作の朗読音楽会が、3月16日(土)に品川インターシティホールにて開催された。

豪華声優陣とWEAVERによる朗読音楽会が開催

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「流星コーリング」は、2020年に打ち上げが計画されているという人工流星をテーマに、その舞台となる広島で繰り広げられるSF青春ストーリー。刊行と同日の3月6日には、WEAVERが本作をテーマにした同名アルバム「流星コーリング」もリリース。音楽と小説の両方で世界観を楽しむという、新しい試みにも挑戦している意欲作だ。

朗読劇では、人気声優の花澤香菜さんが物語の鍵を握るヒロイン・詩織役を演じるほか、主人公・りょう役に角田雄二郎さん、洋介役に寸石和弘さん、真希役に渡辺弥咲さんといった実力派声優陣が出演。要所ごとにWEAVERによる楽曲の生演奏も行われ、非常に独創的なステージとなった。

【写真を見る】「流星コーリング」を朗読する4名の実力派声優陣

ちなみに朗読は、第一幕【人工流星】、第二幕【Loop the night】、第三幕【最後の夜と流星】となっていて、それぞれの合間や印象的なシーンに合わせて、楽曲が挿入される構成。アルバム収録の楽曲の中から、物語の起承転結となる「最後の夜と流星」「栞」「Loop the night」「透明少女」の4曲が披露されると、世界観に没入して、涙を流しながら聴き入る来場者の姿も見られた。

WEAVERによる迫力の生演奏も実施された

また、朗読劇の終了後には、声優陣とWEAVERによるトークショーも実施。ボーカルの杉本雄治さんが「りょうが真実に気づくシーンは、読んでいてドキッとしました。こういう物語が書けるなんて本当にすごいし、ジェラシーを感じますね」と話すと、河邉さんは「(杉本さんは)楽曲だけでなく、朗読中のピアノのメロディも作ってくれて。本当に多才で、彼は天才だな…と思いました」と返答。これを受けて、ベースの奥野翔太さんが「ふたりとも天才だよ(笑)」とまとめると、会場は笑いに包まれた。

続いて声優陣が、それぞれの役柄について、演じるうえで気をつけた点を聞かれると、「詩織は、実年齢よりも大人びた性格の女の子なので、少し達観した雰囲気が出るように意識しました」(花澤)、「どう表現すれば、皆さんに“物語の世界観”を想像してもらえるか?その1点のみに注力しました」(角田)、「僕は今回、5役を演じさせていただいたので、瞬時に役の気持ちを切り替えるのがたいへんでしたね」(寸石)、「学校生活をエンジョイしている表の面と、じつはりょうのことが好き…という裏の面。その演じ分けに気をつけました」(渡辺)といった意見を聞かせてくれた。

様々な裏話も飛び出し、トークショーは大盛り上がりとなった。

そして最後に、改めて朗読音楽会の感想を聞かれたWEAVERのメンバーは、以下のように語り、イベントを締めくくった。

「小説と音楽の融合という、どのバンドもやったことがない企画を、こうして実現できて、本当にありがたく思っています。登場人物には、僕たちの中でもイメージがありましたが、声が合わさった瞬間、そのイメージが何倍にも広がったので、これから演奏をするときは、より一人一人のキャラクターのことを考えながら歌うことができると思います」(杉本)

小説と音楽の融合に確かな手応えを感じたと語る杉本さん

「今回、こうして素敵な声優さんたちに演じていただけて、登場人物のイメージがさらに明確になったと思います。今日、お越しいただいた皆さんには、朗読劇で聞いた声を思い出しながら小説を読み返していただいて。アルバムの楽曲も聴いていただいて。そうしてより深く、作品の世界観に入り込んでいただけるとうれしいです」(奥野)

声優陣のおかげで、作品のイメージがさらに明確になったと話す奥野さん

「いま、WEAVERにできることをすべて詰めて、『流星コーリング』は完成しました。そうしてできた世界観が、声優さんたちのおかげでさらにリアリティのあるものになって。本当にうれしく思っています。作中でも描いていますが、人生は楽しいことだけじゃなく、悲しいこともたくさん起こります。そうした悲しみも受け入れて、明日に進んでいけるように、生きることを肯定するメッセージを、これからも音楽や小説を通して届けていきたいです」(河邉)

トークショーで「流星コーリング」執筆の過程を話す河邉さん

こうして、大盛況のうちに終了した朗読音楽会に続き、アルバムと小説を引っさげた「WEAVER 14th TOUR 2019『I’m Calling You~流星前夜~』」も、3月23日(土)の名古屋公演より開催する。

また、河邉さんによるサイン会イベントが、3月22日(金)に星野書店近鉄パッセ店(18時スタート)、3月25日(月)にMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店(18時スタート)、3月26日(火)にジュンク堂書店三宮店(18時スタート)、3月27日(水)にジュンク堂書店広島駅前店(18時30分スタート)、3月30日(土)にジュンク堂書店池袋本店(15時スタート)で開催予定。河邉さんの描き出す世界観に魅了された方は、こちらのサイン会にも参加して、その才能の片鱗を間近で体感してはいかがだろう。

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