影山貴彦のテレビのホンネ。神戸の魅力たっぷりと「マナミのマナビ旅」

2019年10月8日 7:00更新

関西ウォーカー 関西ウォーカー

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「マナミのマナビ旅」

「マナミのマナビ旅」

出るところと引くところのバランス、観る側が自然と画面に入ることができる

海があり山があり、異国情緒にあふれた街並みがあり、グルメにも事欠かない。神戸の素晴らしさはひと言では語り尽くせない。魅力多き神戸をさらに盛り上げようと、さまざまな人や組織が努力を続けている。

 たとえば神戸フィルムオフィスもそのひとつだろう。映画など映像プロジェクトの神戸への誘致活動や、ロケーション撮影の協力を行うことを主たる業務としており、2000年9月に開設された。神戸への経済効果や観光集客効果に貢献してきている。この夏公開された菅田将暉主演の映画「アルキメデスの大戦」や、2016年度下半期放送、芳根京子主演のNHK朝ドラ「べっぴんさん」なども、神戸フィルムオフィスが支援している。

 「マナミのマナビ旅」(カンテレ)というミニ番組がある。橋本マナミが神戸を中心とした旅を通し、毎回何かを学んでいくというコンセプトで、土曜日の朝に放送されている。この番組制作にも神戸フィルムオフィスが一役買っているのだ。

 ちなみに橋本マナミの出身は山形県だそうだ。最近女優としての活躍も目立つ彼女が、時には神戸を代表する観光スポットへ、また時には地元の人にもあまり知られていない場所を訪れ、美味しいものに舌鼓を打ち、人々と触れ合いながら逸話を聞き出してゆく。関西に住みながら知らないことが多い。

 橋本の柔らかなたたずまいがいい。出るところと引くところのバランスがいい。観る側が、自然と画面に入ることができる。関西で放送されている旅ロケ番組の出演者は、時として「ぐいぐい感」に満ちたテイストの案内人が少なくない。それはそれで悪くはないが、演者が目立ちすぎて、肝心の旅の魅力が伝わり切らないことがある。

彼女を知るTKOの木本武宏は、「ウラオモテのない性格で、スタッフ受けの良い気さくな人」と評していた。なるほど頷ける。

元毎日放送プロデューサーの影山教授

元毎日放送プロデューサーの影山教授

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【著者プロフィール】影山貴彦(かげやまたかひこ)同志社女子大学 メディア創造学科教授。元毎日放送プロデューサー(「MBSヤングタウン」など)。早稲田大学政経学部卒、ABCラジオ番組審議会委員長、上方漫才大賞審査員、GAORA番組審議委員、日本笑い学会理事。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」(実業之日本社)、「テレビのゆくえ」(世界思想社)など。

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