沖縄県が伝統芸能にテコ入れ!発展継承への秘策は?

東京ウォーカー(全国版)

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12月9日、沖縄・浦添市の国立劇場おきなわにて「沖縄県が取り組んでいる伝統芸能の発信」に関する記者会見が開かれ、2009年3月に閉館した沖縄県立郷土劇場に代わる新たな文化発信交流拠点の整備についての事業報告と、平成23年度の沖縄県伝統芸能公演の説明が行われた。登壇者は、沖縄県文化観光スポーツ部長・平田大一氏、国立劇場おきなわ芸術監督兼企画政策課長・幸喜良秀氏、琉球舞踊玉城流翔節会家元・玉城節子氏、タレント・かでかるさとし。

まず平田氏は、県立郷土劇場に代わる新たな文化施設の在り方を検討するため、さまざまな基礎調査を行っていることを報告。現在、インターネットで実施している「沖縄の文化発信交流の核となる拠点の環境整備に関するニーズ調査」への協力を広く県民に呼び掛けた。

また、今年度の取り組みの一つとして、観光客や沖縄の若い人にも伝統芸能を分かりやすく伝えるため、伝統芸能公演に導入した語り部(かたりべ)について紹介。舞台と観客とをつなぐ重要な役目を担ってほしいと期待を寄せると、語り部を務めるかでかるは、「自分も沖縄の伝統芸能について勉強しながら、県外の方や若い方と同じ気持ちになって一緒に楽しみたい。県民の力で伝統芸能を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

今年度の伝統芸能公演については、実際に琉球舞踊の指導に当たる玉城氏が、「伝統芸能公演は若手の登竜門となっていて、舞台で演じる機会の少ない若手にとって、国立劇場という大きな舞台で自分の踊りを披露するというのはとてもいい刺激となっています。国の重要無形文化財となった琉球舞踊が、ますます隆盛を極めて、その裾野が広がっていくことを期待しています」と語った。

また、幸喜氏は「県のこうした取り組みは大変素晴らしいこと。今後は全国、全世界の方に沖縄の伝統芸能を見てもらいたい」と意欲を見せた。

記者会見の後、玉城流翔節会による伝統芸能公演が同劇場で行われ、多くの観客が多彩な琉球舞踊の演舞を楽しんだ。沖縄県では引き続き、12月28日(水)までインターネットにて「沖縄の文化発信交流の核となる拠点の環境整備に関するニーズ調査」の意見を広く募集している。【東京ウォーカー】

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