塩崎監督に直撃! 金魚の街・奈良県大和郡山市を舞台にした「茜色の約束 サンバdo金魚」2/25(土)より大和郡山で先行上映

関西ウォーカー

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金魚の伝統養殖業が盛んな町、奈良県大和郡山市を舞台にした映画「茜色の約束 サンバdo金魚」が2/25(土)よりシネマサンシャイン大和郡山で先行上映される。監督の郡山を舞台にした映画を撮りたいという意志に地元の協力者が集まり、町をあげて郡山を盛り上げる映画プロジェクトがたち上がった。まずはイオンモール大和郡山に昨年オープンしたシネマサンシャイン大和郡山にて先行上映が開始され、ここで一定のヒットを記録し、全国拡大上映を目指す。

ストーリーは、母親の仕事の関係で奈良県大和郡山にやってきた、日系ブラジル人の少年リカルドと金魚の養殖場を実家に持つ同級生の花子が、青色に輝く伝説の金魚を見付け、この金魚を巡って様々な大人たちに翻弄され、奪われては取り返す展開で町はパニック。絶体絶命の危機に、果たしてリカルドと花子は金魚を守れるのか、そして金魚の伝説が町全体に奇跡を起こすというファンタジー要素を含んだもの。

監督は自身も大和郡山市出身という塩崎祥平。過去に「レオニー」の製作通訳、「私は貝になりたい」の演出通訳、「サイドウェイズ」で演出助手として映画製作に参加し、その後は初監督短編作品「おとうさんのたばこ」などを経て、初の長編映画作品となる本作品に挑んだ。地方における映画製作に注目しているという塩崎監督に本作品について質問をぶつけてみた。

■キャストは豪華な顔ぶれですが、どのように選ばれたのですか?

塩崎 基本的には僕が声をかけていったんですけど、中村獅童さんは前に仕事を一緒にやっていて、「今度作品を撮るときがあれば出るよ」と言われたことがありまして、そこから3年は経ってこのような形になりました。中村獅童さんの役柄は、ぜひ楽しみにしていてほしいですね。

■大和郡山での撮影で、印象に残ったエピソードを聞かせていただけますか?

塩崎 大和郡山に車が通るような商店街があるんですけど、いきなり撮影でサンバ隊を行進させました。一般の方は突然のことなので、驚いてはりましたね(笑)これは交通規制をしてもらって撮影したんですけど、普段はなかなかそういうことが出来ないところなんですよ。このサンバ隊が金魚たちと、うまいこと一体化するシーンがあるので、そこはぜひ見てほしいですね。面白い画になっていると思いますよ。

■監督から見た大和郡山のいいところは?

塩崎 大和郡山にはきれいな画(景色)が撮れるところが実はいっぱいあるんです。住んでる方もたぶん普段は気付かないと思うんですけど、池だとかきれいな景色があるんですよ!というのを作品を通して伝えていきたいですね。そいうところで外からもっとたくさんの人が来てくれたら良いですね。

■撮影中の苦労話などあれば聞かせてください。

塩崎 脚本面なんかで役者さんとのぶつかり合いもあったりしたんですけど、最終的には納得してもらえるものになりました。長田たけし君はオーディションで選ばれた一般の子なんですけど、演技指導などは他の役者さんがサポートしてくれましたね。あとは撮影中の苦労というよりか、この映画を実現する為に1年半で東京・奈良間を車で合計5万キロ走った事です。(笑)

■最後に見どころなど関西ウォーカー読者にメッセージをお願いします。

塩崎 ポイントはやっぱり、奈良にこんな町があるというところですかね。まだまだ知られていない町だと思いますし、関西全体で見たときに、こういう面白い町があるよというのが伝わればいいですね。あとは、どこの地域の人でも言えると思うんですけど、自分の隣にどんな人が住んでるのか気付いてますか?実は面白い人がいてたりとか、実はすごい良い人やったりとか、郡山でも言えるんですけど、いったいどれだけの日系ブラジル人が郡山に住んでいるのか、その人ちとしゃべったことがありますか?と。その辺を作品の中でメッセージとして伝えていきたいですね。

【関西ウォーカー編集部/近藤智樹】

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