ン十年前とは違う？“はなきん”の新習慣

「金曜日は、花を買って帰らないか？」という、キャンペーンが行われているのをご存知だろうか。

まずは、これを呼びかけた（株）日比谷花壇、中四国エリア広報担当の藤本氏に、そのねらいを聞いてみた。

「お花って、いつもより少しだけ特別な感じがするし、やっぱり癒されますよね。こういう社会情勢ですので、外食の機会が減ったり、金曜日でも“会社が終われば、我が家へ直行”の方も多いはず。自分へのご褒美、これから始まる誰かとの幸せな週末に、ちょっとした贅沢を楽しんでいただきたい、ということでことし、初めて呼びかけてみました。」

キャンペーン期間は「LOVE月間」と命名、2/4（水）〜3/15（日）に、福岡、北九州、大分、鹿児島、沖縄で呼びかけ、フリージアやスイートピー、マーガレット、チューリップ、ガーベラなど、毎週「旬の花」が店頭を飾る。

また、1000円以上の購入で、ローズ、ミルク、グレープフルーツなど5種から選べる、ハート型のバスフィズ（入浴剤）のプレゼントや、その場で使える特典QRコードの配布など、イベントを開催。ほか、同社運営サイト「花Cafe九州」では、抽選で1名に、フラワーデザイナーが“ホワイトデー”または“春の送別”を花で演出する「匠の演出」の希望者も募集中だ（〜2/28）。

「いつもの風景に、1輪、お花があるだで、心が和みますよね。愛する人に、自分に、お花をプレゼントするなんて、こういうご時世だからこそ、余計に素敵じゃないですか？」と、藤本さんはにこやかに話す。

金曜日の部屋飲み、遅く起きた土曜の朝、遅めのブランチ。ふと目をやると、健気に咲く花が彩っている。

・・・うーん、花を買う週末も悪くない気がしてきた。ン十年前とは違う、新たな「はなきん」の登場か？？

（九州ウォーカー/特手カナコ）