「ル・コントワール・ド・ブノワ」の食イベントフードフランス“ビストロ”メニューを実食レポート！

フランス料理界の巨匠・アラン・デュカスが、フランスの各地方から選んだシェフ達による“今”のフランス料理を提供する食のイベントフードフランス〝ビストロ〟。5月の第1回に続いて、9/13（木）～18（火）に開催される第2回目は、ブリーヴ（フランス中央 リムーザン地方）の老舗ビストロ「シェ・フランシス」の料理が楽しめるとのことで、開催に先駆け、ひと足お先に9/12にこちらのメニューを頂いてきたので、私、編集部・金山が実食レポートをお届けします！

まず、この「シェ・フランシス」とは、ロマーヌ・ボランジェやダニエル・オトゥイユなど世界的に有名な俳優のほか、作家や詩人など多くのセレブリティに愛される老舗ビストロなのです。そんな「シェ・フランシス」のシェフ、フランシス・トゥサンディエが提供するメニューは、食材の素晴らしさをストレートに提供する料理として有名なんだとか。そんな情報をいただき、どんどん期待が高まります！

まずいただいたのが、アミューズで出される「トマトのクリーム フォアグラ添え」（フォアグラ添えはディナーのみ）。トマトの酸味にバジルが効いて、食欲が増すお味です。岩塩の上に添えられたフォアグラは桃が挟まれ、塩と果実がお酒にもぴったり♪思いっきり私好み♪

そして、「明石鯛のスナッケ(ほうれん草 ローレルとレモンの香り)」。明石鯛とレモンの絶妙なバランスが心地良し。こちらのメニューは、開催期間の初日9/13の夜のみの限定メニューなので、食したい方は本日の予約が必須です！

お次の前菜は「卵のテリーヌ ベーコン添え」、「白身魚の冷製 ハーブのソース」、「兎のリエット」、「豚スネ肉と白いいんげんのサラダ カイエのタルティーヌ添え」と、この4種類から1種類選択できます。私は特別に、「卵のテリーヌ ベーコン添え」と「豚スネ肉と白いいんげんのサラダ カイエのタルティーヌ添え」の2品をいただきました。この「卵のテリーヌ ベーコン添え」は、フランスのリムーザン地方の家庭料理で、朝食などによく食べられるメニューなんだそうです。クリームが入ったふわっふわの卵をベーコンで巻いて食べると、塩っぽさがうまく混ざってめちゃくちゃ美味しい♪「豚スネ肉と白いいんげんのサラダ カイエのタルティーヌ添え」も、言わずもがな。豚スネ肉、美味しゅうございました。

次は魚料理。「厳選食材 明石鯛のフリットとポワレ ニンニクのコンディモン」、「鱈のソテー 季節の野菜とキノコ」の2種類から選択できます。私は、次の肉料理にがっついていたため、こちらは食しておらず。「厳選食材 明石鯛のフリットとポワレ ニンニクのコンディモン」を食べられた弊誌の玉置編集長のお言葉を借りると、「めちゃくちゃ美味しい！このフリットは、築地の超一級品のフリットと張る旨さだ!!」なんだそうです。う～、食べたかった…。

そして肉食系の私が待ちに待った肉料理。「大山鶏のロースト 小玉葱とキノコとラルドンのココット焼き」、「豚ロースのグラチネ ジャガイモのピューレ」、「牛フィレ肉のステーキ エシャロットといんげん豆のバターソテー」の3種類から、「大山鶏のロースト 小玉葱とキノコとラルドンのココット焼き」を頂きました。この大山鶏のローストの柔らかさったら！入れるナイフが滑らかに入っていきます。表面の香ばしさと中身の柔らかさが絶品で、肉って素晴らしいなと改めて感じた次第です。

ラストはデザート。「無花果と葡萄のサブレ」、「フルーツコンフィのアイスクリーム〝プロンビエ〟」、「シブースト ショコラ/バナナ」、「ババ・アルマニャック」の4種類。私は「無花果と葡萄のサブレ」をいただきました。まず目を引くのが、見た目のキュートさ♪サブレの上に無花果がずらりと並び、真ん中に葡萄が。まるで王冠のようです。この可愛いデザートの上には、赤ワインのソースがかけられ、甘さも抑えられ、もう言うことなし。満腹になったお腹にもすんなりと入っていきます。あぁ、幸せ。大満足です。

この食イベントフードフランス“ビストロ”は、2003年に企画されたのですが、2006年までにアラン・デュカスに選ばれ、参加した43人のシェフたちの多くは、その後ミシュランの星を獲得したり、店を改装したり、ホテルを併設したり、本の出版や新たに店をオープンさせたりと活躍の幅を広げているんだそう。これからの期待が高まる「シェ・フランシス」のフランシス・トゥサンディエの料理、ぜひこの機会に味わってください！