【本誌連載の拡大版】FC岐阜・永芳卓磨選手インタビュー【後編】
東海ウォーカー
J2リーグ開幕後、栃木SC戦、ヴァンフォーレ甲府戦でフル出場。チームの命運を握るFC岐阜の司令塔に、サッカーのことを中心に聞いていきました!
――自分も含め筑波大学の同期4人が新加入。4人セットで扱われるのは嫌だ
(即答で)×
「同じ大学出身の、同期の選手が1つのチームにいるのはやっぱり珍しいことですよね。それがきっかけでメディアに取り上げられたり、注目されたりするのは刺激になるし、いい意味でプレッシャーになります。だから逆にもっと取り上げられてほしいですね。この記事も4人で出てもいいと思うぐらい(笑)。それに、初めてだらけの環境にあって、なじみの選手が近くにいたのは、個人的にとても心強かった。練習でもプライベートでも」
――守備は度外視、自分は攻撃でチームに貢献する(苦手は守備)
(ちょっと迷って)×
「大学時代から守備のまずさは指摘されていましたから…。実際問題、ディフェンスはいまの自分の最重要課題です。以前は(守備のまずさを)攻撃でカバーする、とか考えたこともありますが、攻撃はそこまでスーパーではないので(苦笑)。具体的にわかっていることだから、いまはこの克服を第一に考えています」
――グランパスでもスタメンとなる自信がある(2/22、プレシーズンマッチでグランパスと対戦)
(即答で)×
「あのプレシーズンマッチは、個人的に100満点中10点ぐらいの出来でした。チームも負けてしまいましたし(0-2でグラ勝利)。ただ、相手がユース時代にお世話になったチームですし、ユースのデビュー戦と同じ豊田スタジアムで、サポーターには大勢集まっていただけた。そしてなにより、Jのトップレベルのチームと真剣勝負ができたことが、とても楽しかったのは確かです。プレーには満足していませんけど。技も判断もスピードも、すべてに差があったと思います。でも、あの試合で差がどれくらいなのかはわかりました。あとはそこに追いつけばいいので、非常に意義ある経験でしたね。あのプレシーズンマッチで自分は10点。100点をJ1トップレベルとして、この1年で70点ぐらいまでは自分を持っていきたいと思っています」
――いつかは海外に挑戦したい
×
「いまのところその希望はありません。それよりもまずJです。理想は2年後くらいにJ1レベルの力を持つことですかね。2年連続で活躍するのって、結構高いハードルだと思うんですよ。なので、今季に結果を残し、研究やマークされた2年目もそれを乗り越えて活躍する。そうできれば、自分も上でやっていける自信になるし、周りにも認められていると思う。いまから2年後にJ1入り、と言うのは理想ですが、目標の1つです」
――J2のチームは年間51試合。試合数の多さは、正直不安だ
(迷って)×
「不安はない、といったら嘘になるけど、未経験なので怖くないという感じです(笑)。試合の間隔がほとんどないけれど、うちは選手の年齢が全体的に若いから大丈夫で、逆に疲れてきた他チームにつけ入る隙ができるんじゃないかと、プラスに考えています。といいますか、試合数の多さよりも、会場移動の距離が長い方が不安。東北、九州、東海を中3日で移動し続けるなんて、日程もあるみたいですし、今季は札幌もありますからね…」
――チームメイトの顔と名前は全員覚えた(3/3に取材)
(即答で)○
「1ヶ月半練習してますからさすがにわかります! プレーのクセや、連携の際の飛び出しのタイミングなども把握してますよ」
――では、昨季より今季のチームの方が強い!(15人が新加入)
(考え込んで)○
「これは正直わかりません。(昨季は)自分はいませんでしたから。でも、今季のチームの方が強い、という気概を持っています」
――FC岐阜をJ1に連れて行くのは自分だ!
○
「今西社長も話していましたが、チームとしては4年後のJ1昇格が目標です。個人的な目標である、全試合出場を成しえてから、ではあるんですけど、それくらいの気持ちじゃないと!」
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