古田新太の狂気が松坂桃李を追い詰める「撮影はだいぶしんどかったと思う」

東京ウォーカー(全国版)

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――古田さんといえば大のお酒好きで有名ですが、コロナ禍でお酒との付き合い方は変わりましたか?

【古田新太】ほとんど変わってないです。俳優仲間と飲みに行っているイメージがあるかもしれませんが、基本的にはひとりカウンターで飲むことが多いので、コロナ禍でもあまり変化はなかったですね。友達や俳優仲間と飲みに行くというよりも、お店の従業員やバイト、店長や大将との会話を楽しむタイプというか。

だから自粛や時短営業でお店が閉まっていると、“彼らは大丈夫かな?”と心配になるんです。コロナ禍になる前はお店のバイトや従業員に「明日休み?」って聞いて、その子たちが休みだとそのまま一緒に別の店に飲みに行ったりしてたから、彼らに全然会えないのが寂しいです。

――緊急事態宣言が出ている間は、ランチかテイクアウトぐらいしか利用できないですしね。

【古田新太】そうなんです。たまに行きつけのお店でテイクアウトするんですけど、本当は店内喫煙不可なのに「古田さん、1本だけ吸ってもいいですよ」って帰り際に引き止められたりして(笑)。

なかなか店に行けなくなって感じたのは、別に連絡を取り合ってない人とでもちゃんと繋がっているんだなということ。“大丈夫かな?”とか、“どうしてるかな?”と、お互いに心の中で思っているだけでも温かいじゃないですか。スマホで連絡なんか取り合わなくても、ちゃんと繋がってるから大丈夫だよと若者に言いたいです。

――以前テレビで、携帯を持っていない古田さんと飲みたい後輩の俳優さんが、古田さん行きつけのお店を捜すと言っていたのを拝見したことがあります。多くの俳優さんから慕われているイメージが強いのですが、後輩との付き合い方で何か気をつけていることはありますか?

【古田新太】“何かを強制しないこと”ですね。そう考えると、娘や野木に厳しい添田と真逆かもしれない(笑)。だって一緒に飲んでて「お前もう帰るのかよ」って先輩から言われたら嫌じゃないですか。だから“オイラも勝手に帰るし、君も勝手に帰っていいよ”というスタンスでいますし、そもそも自分からは誘わないです。

撮影が終わったあと、その場にいる奴に「あそこの店に行ってるよ」と軽く伝えるぐらいだから、来たい人は来るし、そいつが来てもオイラがすぐ帰ることもある(笑)。

――その自由さが後輩の俳優さんにとってはたまらないのかもしれませんね。

【古田新太】どうだろう。オイラは先輩の昔話を聞くのが好きだから、先輩と飲むほうが好きなんです。今の若い人達はスマホばっかり見ていて人の話を聞いてなかったりするでしょ。だから先輩の昔話のばかばかしさがわかってないんじゃないですか。

先輩と飲んでる時に「その話ほんとですか?そんなことあるわけないっすよ〜!うそだ〜」なんて言って先輩を泳がしてごらんよ。絶対におもしろいし楽しいから(笑)。たまにそういうのが見たくて後輩と先輩を店で鉢合わせさせたりしていたんですけど、コロナ禍になってからは全然できてないから寂しいです。

――早くそういう日が戻ってくるといいですよね。

【古田新太】ほんとにそう思います。それまでは家でひとりゆっくり晩酌を楽しみたいですね。

撮影=久保田司


取材・文=奥村百恵

◆スタイリスト:田中菜月
◆ヘアメイク:渡邉圭祐

衣装=シャツ/パンクドランカーズ(問鷹の爪HEAD SHOP:03-3478-4844)、キャップ、Tシャツ、パンツ/スタイリスト私物、雪駄/本人私物

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