片岡愛之助「映画とは違った恐怖を感じてほしい」貞子とコラボした“日本怪談歌舞伎”公演まであと2週間
東京ウォーカー(全国版)
映画鑑賞後に本公演を観ると「舞台上の井戸を見ただけで震える」
――過去に、宮藤官九郎さんが手掛けられた歌舞伎×ゾンビの『大江戸りびんぐでっど』を拝見したことがあるのですが、意外にもマッチしてしまうところが歌舞伎の魅力のひとつでもあるなと感じました。愛之助さんは今後どのようなものと歌舞伎を組み合わせてみたいですか?
【片岡愛之助】宮崎駿さんの作品だと「風の谷のナウシカ」が歌舞伎の演目として上演されましたが、ほかにも歌舞伎に合う作品がまだまだあるので、いつか宮崎駿アニメ×歌舞伎に携われたらいいなと思います。誰もが知っている人気作品とのコラボレーションさせていただけることは、歌舞伎に興味を持っていただくきっかけになるので、機会があればどんどん挑戦させていただきたいですね。
――貞子の話に戻りますが、映画『リング』をご覧になっていかがでしたか?
【片岡愛之助】公開当時も拝見しましたし、本公演の話が決まってからまた見直したのですが、なにより貞子のビジュアルが恐いなと改めて思いました。髪の毛で顔がまったく見えないですし、髪の隙間からチラっと覗く片目も強烈で(笑)。この間貞子のYouTubeチャンネル「貞子の井戸暮らし」を拝見したのですが、明るい音楽を使っていてかわいらしいなと微笑ましく見ていたら、突然、貞子が井戸から出てくる映像が一瞬映ったのでゾクっとしました(笑)。海外でも人気のあるホラーキャラクターですし、“さすが貞子、やってくれるな”と思いました。

――海外のホラー作品もご覧になりますか?
【片岡愛之助】最近の作品よりも「13日の金曜日」や「オーメン」といった旧作ホラー作品が好きです。海外のホラーは日本とは違う恐さがあってそれもまたいいですよね。
――映画『リング』をご覧になったことがない方もいると思いますが、本公演の観劇前に観ておいたほうがいいですか?
【片岡愛之助】映画を観てからのほうが“うわ!井戸がある!”と舞台上の井戸を見ただけで震えると思うので、ぜひ映画『リング』を鑑賞してからお越しください(笑)。
10月28日(金)には新作映画『貞子DX』もありますから、いろいろなコンテンツで楽しんでいただけるのではないかなと。これからもユニークなアイデアで歌舞伎や映像作品を作って、芸術文化を盛り上げていきたいと思います。

取材・文=奥村百恵
◆ヘアメイク:山崎潤子
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