中村倫也「家族みんなで朝ご飯を食べるのは素敵」子供の頃にこっそりやっていた“朝食チャレンジ”とは?
東京ウォーカー(全国版)
当て書きして書いてもらえることは「役者冥利に尽きますし、ありがたいです」
――本作の日出男、そして2021年の舞台「狐晴明九尾狩」の安倍晴明は中村さんに当て書きして書かれた部分が多かったそうですが、ご自身ではそのことについてどう感じてらっしゃいますか。
【中村倫也】日出男も安倍晴明も何を考えているのかわからないキャラクターという共通点があって、周りが僕から受ける印象も“この人の真意はわからない”ということなんじゃないかと思います。それはこの仕事を始めた10代のときからで、そういう印象を持たれることに悩んだこともありましたけど、今ではそれを受け入れているんです。
何より当て書きして書いてもらえることは役者冥利に尽きますし、ありがたいことですよね。だからこそ、あまり余計なことをすると求められたものからズレてしまうので、今回は特に役を作り込まないようにしました。
――これまで幅広い役柄を演じてらっしゃいますが、今後チャレンジしてみたい役はありますか。
【中村倫也】自分が本気で“こういう役をやりたい”と思って動いたら、もしかしたらその企画は成立するかもしれませんが、そういう役を思い描いた時点で答えが見えてしまうんです。なので最近はそういうことに興味を持たなくなりました。
今回の宇宙人のほかにも舞台「フル・モンティ」のストリッパーとか、ありがたいことにいろいろな役をやってきているので、オファーをいただいたときに“へ〜こういう役がきたんだ。なんでだろう?”と思えるほうがワクワクするんです。おもしろそうな役ならなんでもやってみたいですね。
――最後の質問になりますが、もしも中村さんが日出男のような宇宙人と知り合いで、あと3日で宇宙に帰ることを告白されたらどうしますか。
【中村倫也】夢二が“やりたいことリスト”を作れと日出男に言っていましたけど、たぶん僕も「何かやりたいことある?」って聞くと思います。あと、帰ってしまう日にはブルボンのお菓子の詰め合わせセットをお土産に持たせてあげたいです(笑)。
取材・文=奥村百恵
◆スタイリスト:戸倉祥仁様(holy.)
◆ヘアメイク:Emiy(エミー)
衣装=プリントジャケット(4万8000円)、シャツ(5万3000円)、パンツ(4万8000円)/すべてyoshiokubo
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全13枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!