カゲロウの成虫は寿命が短すぎてなにも食べない(第3回)
東京ウォーカー(全国版)
カゲロウ
という昆虫の仲間は、成虫になってからの寿命がとても短いです。短いというと、数週間から長くても1か月くらい?……いえ、なんと、
カゲロウの仲間の多くは数時間から数日で寿命がつきてしまいます。
100年近く生きる人間からすると、信じられないくらい短いですよね。しかし、裏を返すと、このカゲロウたちが大人になって生きている間は大忙しです。なぜなら、他の生き物が時間をかけて異性と出会い、交尾をして、卵を産むという過程を、
たったの数時間で完了させなければならない
からです。
なので、
カゲロウの成虫は多くの場合、なにも食べません。
食べるための口や消化器官などもほとんど発達していません。そもそも、忙しすぎて食事をしているヒマもなさそうです。そして、カゲロウの仲間は
群れを作る
ことが多いです。ここで、オスとメスが出会って交尾をし、メスは産卵をすることができます。しかし、群れることで逆に鳥やコウモリなどの天敵たちに見つかりやすくなり、みんな揃って食べられてしまうことも……。短命なうえに天敵にも狙われるなんて本当に大変です。もし、カゲロウを見つけたら、超多忙ながらがんばっているはずなので、応援してあげてください。
■データ
名前 ◎カゲロウ
体長(成虫) ◎種類による
生息地 ◎世界中
活動時期(成虫) ◎4〜10月
特徴 ◎種類による
採取難易度 ★★
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