【NMB48 衣装図鑑】『ドリアン少年』センター衣装&山本彩着用衣装を徹底解説!ドリアン尽くしの中に前田令子が“NMB”を発見!?
東京ウォーカー(全国版)
ユニークさとアイドルらしさのバランスが絶妙な衣装に
ここからは、れいこちゃんと松永さんによる対談タイム。

前田「テレビで披露したときにはすでに『ドリアン少年』のMVがあったということは、曲ができている状態でこの衣装を作ったんですよね?」
松永「そのとおりです!」
前田「じゃあ、『ドリアンみたいな衣装に』って指定されていたんですか?」
松永「そういうわけじゃないんだけど、『ドリアン少年』って聞いたときに、最初は『えっ?』ってびっくりするじゃないですか(笑)。『北川謙二』みたいなキャッチーな曲名だったので、それならユニークさを出すためにリアルな衣装にしてみようと、本物のドリアンの柄をプリントしました。リアルな柄の全面プリントは初めてだったので、かわいくできるか、それこそ“紙一重”で不安もありましたが(笑)、メンバーがドリアンモチーフやトゲトゲ装飾もかわいく違和感なく着てくれて、『さすがNMBだな!』って。インパクトある衣装にも全然負けてない!(笑)」
前田「センター衣装だけ色が違いますよね」
松永「そう、この衣装は本物のドリアンの色を忠実に再現しました。ほかのメンバーは5色ありますね」

前田「生地にNMBって入ってるのもいいですね!」(ここでスタッフ一同「えっ!」と驚く)
松永「気付くのが早い!“NMB”の文字を入れたオリジナルプリントなんです。このトゲも1つずつ制作して手付けしているんですよ」
前田「すごい!ありえへん…」



松永「説明できることがドリアンに関することしかないぐらい、ドリアン尽くしの衣装です(笑)」
前田「髪飾りにも本物みたいなドリアンが付いていたりして、ほんまにドリアン尽くしですよね。このトゲ、付けるのは大変でしたか?」
松永「本番直前までずーっと作業していましたね。トゲは1人80個付いていて、20人選抜なので1600個制作しましたね(笑)」
前田「制作期間はどれくらいでしたか?」
松永「MV衣装ほどはギリギリじゃなかったけど(笑)、それでも歌番組への出演が決まってからは2週間ぐらいかな?」
前田「大変や〜…」
松永「ドリアンだからとにかくトゲトゲに!でもかわいくなるように!を意識して、スタッズやビジューを装飾したり、ドリアンモチーフにもストーンを散りばめたりしていました(笑)」

前田「衣装を見たときのメンバーの反応はどうでしたか?」
松永「みんなすごく笑っていましたね!衣装の中に造形物が入っていて、まさにNMBらしい遊び心満載の衣装です」
前田「ドリアンをモチーフにして、ここまでかわいくなるのがすごいなって思います!『NMB48 近畿十番勝負 2019』のチームN公演でもこの衣装が使われていました。きたけん(『北川謙二』)とか、ごちゃまぜのコーナーがあって」
松永「ありましたね~!『派手にやりましょう!』みたいなコーナーだったよね?」
前田「そうです!そこで初めてこの衣装を生で見て、『うわ、めっちゃ着たい!』って思っていたんです。ふわっとしていて、めっちゃ好きなタイプの衣装です」

松永「かわいい系の衣装が好きなれいこちゃんにそう言ってもらえてうれしいです」
前田「しかもサビの振りでずっと跳んでるから、スカートがよりふわふわに見えてさらにかわいいです」
松永「そこも、制作時に意識しましたね」

前田「すぐに衣装の案は浮かびましたか?」
松永「そうですね。そもそもドリアンってあんまり馴染みがなかったから、ドリアン自体を調べるところから入りました。こんなにトゲがあるんだ、じゃあ全面トゲでもいいかなって思ったんだけど、それだとかわいくないから(笑)、最終的に今のデザインに落とし込んでいった感じですね」
前田「センター衣装だけリアルにしようって思ったのはどうしてですか?」
松永「センターが本当に“天才”っていうか、不思議なメンバーで。『リアルなドリアン柄の衣装を着てください』って言ってもスッて着こなしてくれるだろうとわかっていたので。彼女がセンターだったからこそ、あえてリアルなドリアンを再現できたらと思いましたね!」
前田「実際、着こなしてましたもんね!」
松永「でもものすごく細かったから、ほかのメンバーがなかなか着れないんです…(笑)」

前田「選ばれし者だけの衣装ですね!配色はカラフルにしたほうが華やかでいいかなって思ったんですか?」
松永「そうですね、とにかく派手で夏らしく、はっちゃけた感じのNMBらしさ全開の衣装を目指しました!」


前田「本当に、しっかりかわいい衣装です!」
松永「『北川謙二』のときもそうだったけど、このわちゃわちゃした衣装を違和感を感じさせずにかわいく着こなしてくれていて、『NMBの振り幅ってやっぱりすごいな!』って実感しましたね」
前田「系統的には『北川謙二』と同じですよね?」
松永「そうですね。NMBメンバーだからこそ、こういうユニークで派手な衣装の案が浮かびますね」
前田「番組でも、48グループの中で1番目立っていました(笑)」
松永「制服系から急にこんな衣装の子たちが出てきたからね(笑)」
前田「このごちゃごちゃ感がNMBって感じがして、初めて見たときは『好きやな〜』って思いました」
松永「そうかぁ〜、そのときはまだ加入してなかったんですね!」
前田「そうです!テレビにかじりついてました(笑)」
ちなみに、『どの色を着たいか』という質問には、間髪入れずに「青です!」と即答したれいこちゃん。松永さんも「絶対似合う!」と太鼓判を押していた。

次回も引き続き、れいこちゃんが案内人を担当。NMB48の歴史に大きく爪痕を残した、あの衣装を紹介する。ゲストには、れいこちゃんと仲良しという、面倒見がよくてセクシーなお姉さんメンバーが登場!お楽しみに。
取材・文=上田芽依
撮影=福羅広幸
【松永麻里 プロフィール】
東京生まれ。1995年に大妻女子大学短期大学部家政学科卒業。
奇抜な衣装とメイクでパフォーマンスユニットとして活動後、2010年12月よりNMB48の衣装を担当。現在は吉田朱里など、卒業したメンバーのスタイリングも行っている。
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