西島秀俊「三谷組は楽しいけれどハードルも高い」、三谷幸喜監督最新作で松坂桃李と歌って踊る
東京ウォーカー(全国版)

西島秀俊と松坂桃李がおすすめのミュージカル映画を紹介!
――劇中にはミュージカルシーンが登場しますが、お二人が歌って踊るお芝居をするのは珍しいことのように感じました。
【松坂桃李】ミュージカルシーンがあることを知らなかったので、台本を初めて読んだときに驚いて、マネージャーさんに思わず「聞いてないけど?」って言っちゃいました(笑)。
【西島秀俊】僕も同じで、台本のミュージカルシーンの箇所を読んだ瞬間に「えっ」って声が出ました。
【松坂桃李】完全にサプライズでしたよね(笑)。

――ミュージカルシーンの撮影はいかがでしたか?
【西島秀俊】実際に撮っているときも楽しかったのですが、歌の仮録りのときのことも強く印象に残っています。男性陣みんなで三声のパートに分かれて歌うのですが、誰かが引っ張られると結局ユニゾン(同じ音程で歌うこと)になってしまってハーモニーにならず、なかなか大変でした。
【松坂桃李】あれ、引っ張られますよね(笑)。
【西島秀俊】瀬戸くんはミュージカル経験者だから完璧に歌えていたし、確かこばさん(小林隆)も完璧でした。
【松坂桃李】彌十郎さんと寒川の世話係・乙骨役の戸塚純貴くんも歌えていたと思います。
【西島秀俊】だからあと何人かがちょっと引っ張られて…。
【松坂桃李】今名前が挙がっていない人たちが(笑)。でも、歌の仮録り含めて本当に楽しかったです。
【西島秀俊】最初は戸惑ったものの、やってみると稽古も本番も楽しかったです。三谷組の現場で過ごした時間はとても幸せでした。
――ちなみにお二人は好きなミュージカル映画はありますか?
【松坂桃李】「ラ・ラ・ランド」が好きです。あと、ミュージカル映画ではないかもしれませんが、アカデミー賞で挿入歌「ナートゥ・ナートゥ」が歌曲賞を受賞したインド映画「RRR」のダンスシーンも楽しかったです。
【西島秀俊】僕はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの共演作「トップ・ハット」がすごく好きです。ハリウッドが夢を描いていたころの映画なのですが、おしゃれでユーモアもあって、とてもすてきな作品なのでおすすめです。
【松坂桃李】「トップ・ハット」おもしろそうですね。ミュージカルはあまり触れたことのないジャンルですが、これからは映画だけじゃなく劇場で上演されるミュージカルなど、いろいろと観てみようと思います。
――お二人は「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」「劇場版 MOZU」でも共演されていますが、久々にご一緒してみていかがでしたか?
【松坂桃李】「劇場版 MOZU」以来の共演でしたが、まさか三谷作品で西島さんと再会できるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。
【西島秀俊】桃李くん演じる滝沢がドラマでは研修医だったけれど、「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」では救命救急医に成長したように、桃李くん自身もいろいろなジャンルの作品にどんどんチャレンジされていて、日本を代表する俳優になっていく過程を見てきたので、今回ご一緒できてとても感慨深いものがありました。桃李くんは昔から変わらず純粋なものを持っていて、それが役に反映されていると感じることがあります。純粋さを大事にしながら飛躍し続ける桃李くんは稀有な存在だと思いますし、今後も楽しみにしています。
【松坂桃李】西島さんは若い監督や大御所の監督、海外で活躍する監督まで幅広くお仕事されていて、それこそいろいろな作品、役柄にどんどん挑戦されているイメージがあります。そうやって新しいことにチャレンジし続ける姿が素敵だなと思いますし、僕にとって憧れの先輩です。
――いつかバディものでお二人に共演していただきたいです!
【西島秀俊】桃李くんとバディもの、いいですね!
【松坂桃李】いつか実現できたらうれしいです!

取材・文=奥村百恵
西島秀俊さん
◆ヘアメイク=亀田雅
◆スタイリスト=カワサキタカフミ
松坂桃李さん
◆ヘアメイク=AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)
◆スタイリスト=カワサキタカフミ
(C) 2024「スオミの話をしよう」製作委員会
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