失った休日を取り戻すために作るたこ焼き/むぎが氏とワンルーム酒場(8)休日の夕方から始めるひとりたこ焼きパーティ
東京ウォーカー(全国版)
たこ焼きを作ると決めたら、なんだか楽しくなってきて軽く身支度をしてお城(私のお家です)を出る。落ちかけの太陽の光さえまぶしく感じ、少しふらふらしながらスーパーに入る。せっかくたこ焼きを作るなら銀だこみたいにソースで味変を加えようと思い立ち、明太子チューブやらとろけるチーズやらも購入。一通りたこ焼きの材料を買い終え、行きつけのスーパーをあとにする。
お家に着き、まずはビールで乾杯だ。冷蔵庫から糖質OFF発泡酒を取り出し、プシュっと開け、ごくごくと飲み干す。せっかくビールを飲むならアサヒスーパードゥゥルァイで豪快に喉越しを感じたいけど振り切れず、体重がこれ以上増えないようにと気休めの糖質OFFの発泡酒で中途半端に縮こまってる自分が嫌になる。サウナから出たあとも水風呂に入る勇気がなく、手先からちびちび水をかけてしまう。つまり私には度胸がないのだ。生活の中で時折、自分の度胸のなさを見つけてしまうが、糖質OFF発泡酒のおいしさですべて忘れた。お腹もペコペコなので早くたこ焼き作ります。
たこ焼きの粉は前回の残りが棚にあったから取り出し、裏面の説明書を読む。「ボールに水を入れて卵を1つだけ入れて混ぜるんや」と記載されていたが、卵1つじゃなんか物足りなさそうと思い2つ入れる。せっかくたこ焼き粉の開発者さんが卵1つで調整して作ってくれたのに、そのレシピに従わずにほんまスンマヘン。正直卵が2つ入ることでどんな風に味が変わるのか知らない。多い方がいいだろうという脳筋で料理をしていました(素人が!!!)。たこ焼きの粉を加えてよく混ぜて一旦放置。
次にたこをぶつ切りに切っていく。たこが足りなくなったら他に入れる具はないので、小さめに切り数を増やしていく。紅生姜とねぎ(既に切ってあるやつ)をみじん切りにする。思いつきで大葉入りたこ焼きも作りたくなり、大葉も適当に切る。ボールに紅生姜・ねぎ・揚げ玉を入れ、よく混ぜて準備完了。もうこの時点で今日のやるべきことを終えた満足感がある。
ホットプレートを取り出し、その上にたこ焼きプレートを置き、油を引いて中火にセット。温まったらプレートに液体を流し込んでいく。ジュワジュワと焼ける音が心地よい。いや、まったりしている暇はない。スピードが勝負やで。小さく切ったタコを一つひとつ入れていき、最後に混ぜた紅生姜たちを入れ込む。両サイドに大葉も入れて、あとは焼き上がるのを待つだけだ。糖質OFF発泡酒も飲み終えたし、次のお酒に行こう。
今日はたこ焼きなのでたこ焼きに合うお酒を作る。それは…ガリ酎ハイだぁぁ!!!ハイボールも捨て難いが、ガリ酎ハイはあまり作る機会がなく、せっかくなのでたこ焼きと楽しもう。グラスに氷を入れ、バースプーンでくるくる氷を回し、グラスを冷やす。流しに溶けた水を捨て、キンミヤ焼酎30ミリリットル入れる。軽く混ぜてその上にガリを好きなだけ入れ、炭酸を注ぎ完成。
ごくっと一口飲む。ガリの酸っぱさが炭酸でちょうどよく薄まっておいしい!甘酢ガリを入れたからいい塩梅に甘味も感じてよきです。焼酎も柔らかくなり飲みやすい。和な甘さでさっぱりめに飲めて、たこ焼きとかお好み焼きとか粉物にピッタリな気がする。

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