生牡蠣にはポン酢代わりのウイスキーがぴったり?/むぎが氏とワンルーム酒場(10)牡蠣とウイスキーでキメる夜
東京ウォーカー(全国版)
とりあえず今日はボウモア12年を1本だけ購入し、お城へ帰りましょう。お家に着き、まずは帰宅5秒缶ハイボールをキメていく。今日はシンプルにサントリーさんの角ハイボール缶だ。昨今、いろんな種類の缶ハイボールが目まぐるしく登場して、楽しくもありうれしいのだが、この子は昔からよく飲んでいて飲み慣れた味でもあり、実家のような安心さをも感じる。新キャラが出るとキラキラなその子につい注目しちゃうけど、角ハイボール缶はその奥で微動だにせず、ずっしりと構えている強キャラのようだ。プシュッと缶を開け、ごくごくと飲む。うむ、さっぱりとシンプルな旨さ。安心・安全・信頼の味わい。ひと休みして晩酌の準備をしましょう。
まずは生食用の牡蠣を洗う。ここで大事なことはしっかりと生食用と書いてあるのを確認することだ((生食用ヨシッ!))。念のため、2回目視確認をし、生食用と確認できたので牡蠣をボールに入れて塩をまぶし、水洗いをする。ざるにあげキッチンペーパーで軽く水分を吸いとり、お皿の上に小さい氷を乗せてその上に油きり網のようなものを置いてその上に生牡蠣を乗せる。注ぎやすい軽量カップにボウモア12年を10ミリリットル程度入れ、小皿に生牡蠣を取り、ボウモア12年を数滴垂らす。ポン酢代わりのボウモア12年だ。
それでは生牡蠣のボウモアがけいただきます。口に運ぶと生牡蠣の塩気とボウモア12年の優しいスモーキーな風味が混じり合いおいしい!この食べ方は何度かやっているのだが、大事なのはボウモアを入れる量だと思っている。入れなすぎても少し物足りないし、入れすぎるとアルコールの味が全面に出て少し食べづらさを感じる。興味が出た方はぜひご自身の裁量で試してみてください。
一通り食べてお腹も少し満たされ、カキフライの調理に取り掛かろう。加熱用の生牡蠣を同じように水で塩洗いして、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。お椀に卵を割り入れしっかりかき混ぜる。あとは小麦粉とパン粉をそれぞれバットに入れ、小麦粉→卵→パン粉の順番に牡蠣をくぐらせる。見事な流れ作業だ。牡蠣の大きさがまばらだったので、小さい牡蠣は無理やり1つに合体してみたら上手くまとまった。その作業を繰り返し、13個くらいのカキフライの種が完成。あとは揚げるだけで終わりだ。カキフライの作業はここまでが一苦労……!
揚げ物用の鍋に油を入れ火加減を180度に設定。パン粉をちょびっと油の中に入れて上がってきたら、カキフライたちを1つずつ油の中に投入!ジュワジュワと心地よい音が厨房にこだまする。揚げ物はすぐにひっくり返したい欲望にかられるが、あまり無闇に触ってはいけないことを伝説の揚げ物仙人が以前教えてくれた(私の祖母です)。ぼーっと見てるのもつまらないから音をつまみに缶ハイボールをぐびっと飲み込む。あゝ整います。もうこの場所はただの厨房ではなくマイナスイオン(揚げ物の油)と聖水(お酒)に満ちたヒーリングスポットよ!そんなことを考えながらカキフライをひっくり返すとかわいいキタキツネ色になった!一通り揚げ終え、千切りキャベツとミニトマトをお皿に盛り、カキフライの完成だ。見栄えは中々いい。

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