JR高輪ゲートウェイ駅ほぼ直結!タナカカツキプロデュースのサウナ施設「高輪SAUNAS」で進化したサウナを体験してきた

東京ウォーカー(全国版)

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個性が活きる明確な目的を持つ8つのサウナ室の意味

少しずつ認知されてきたウィスキングをここでは専用の完全個室で受けることができる

ひと通りサウナ室を紹介したが、「高輪SAUNAS」のキーワードとなっている「リトリート」とは何なのか?タナカカツキ先生に伺った。

「渋谷SAUNAS」とは異なり、男女の入れ替えはなく固定

――「渋谷SAUNAS」(同じくタナカカツキ先生がプロデュースしたサウナ特化型施設)は西側の「WOODS」と東側の「LÄMPI」が、奇数日・偶数日で男女入れ替わるようになっていましたが、「高輪SAUNAS」は男性側、女性側と固定になっています。

【タナカ】今回、完全に分けた一番の理由は、サウナ室ごとに提供する「リトリート(施術)」の内容が異なるからです。各サウナ室の構造はそこで行われるオペレーションやプログラムに特化して設計されているため、ほかで代用することができません。また、男性と女性では求めるリトリートの内容も大きく異なると考えています。そのため、それぞれのニーズに合わせた専用のサウナ室となっているというわけです。

扇のリトリートやスクラブのリトリートなどさまざまなメニューを展開していく

――今、お話にも出ましたが、「高輪SAUNAS」のキーワード「リトリート」とは、そもそもどういうことなのでしょうか?

【タナカ】以前、「渋谷SAUNAS」では、サウナ室内で行う施術サービスのことを「サウナプログラム」と呼んでいました。しかし、スパ文化の本場である欧州では、こうした心身の回復体験を「リトリート」や「リチュアル」と呼ぶのが標準的です。日本でもサウナへの理解が深まった今、そろそろこの「リトリート」という言葉を積極的に用いて、その豊かな体験をより広く浸透させていきたいと考えています。

「渋谷SAUNAS」同様のアウフグースは、男性側サウナ室で受けられる

――「高輪SAUNAS」のリトリートは、ウィスキング、アウフグース、ハーバルリトリート、サウンドリトリート、スクラブのリトリートといったものがあるようですが。

【タナカ】そうですね。「渋谷SAUNAS」でもサウナプログラムという名称でさまざまなメニューを展開していますが、こちらではリトリートと呼んで、さらに没入感というか、より深く体験していただこうと思っています。一般的にはサウナ施設というと、サウナ室の大きさや水風呂の温度といった設備に注目しがちですが、私はサウナ室や水風呂は「単なるハードウェア」と考えています。そこで何が行われるかで体験の価値はガラリと変わる。「高輪SAUNAS」では、人(サウナマスターやリトリートマイスター)が提供する施術があってサウナ室ができています。

高音質なサウンドシステムを搭載した男性側の「SOUND」

「SOUND」ではロウリュの音の響きにも注目だ

――リトリートありきで、そのためのサウナ室を作ったといのはすごいですね。リトリートには音楽も大切な要素だということで、「渋谷SAUNAS」でも「SOUND」というサウナがありましたが、「高輪SAUNAS」にも男性側に、WHITELIGHT監修によるハイレゾ対応の高音質なサウンドシステムを搭載した「SOUND(サウンド)」がありますね。

【タナカ】身体に対して「音」の効果は絶大です。サウナ室の設計と同じぐらい音環境は重要なんですね。具体的には、その空間のためだけの専用スピーカーを作り、木を通して皮膚に伝わる振動をデザインしています。サウナ室で流すための音楽を作っています。

ロビーにはアロマラボがあり、中にはたくさんの植物が置かれている

――香りという点では、植物もリトリートには欠かせませんが、ここには「LAB」があるんですよね。こんなサウナ施設見たことがないです。

【タナカ】ここではサウナ室で使うエッセンシャルオイルの抽出を行っています。「ニュウマン高輪」の上(28、29階の「LUFTBAUM」)の植物を剪定されたものなども使っているんですよ。

まさに実験室のような装置が並ぶ「LAB」内

――サウナ施設で香りまで作ってしまうなんてすごい。これまでのサウナでは自分のペースでサウナや水風呂、休憩を行っていましたが、リトリートでのポイントはありますか。

【タナカ】リトリートはそもそもの入り方が違うんです。これまでのサウナはサウナに入る時間、水風呂、休憩といわば自己コントロール型だったのですが、リトリートはマスターにゆだねるんですよ。だから、ポイントとしては自己コントロールをしない、マスターに任せるということです。とはいっても、(サウナ室で)熱くなったら出るとかは自分判断なのですが。とにかく、ゆだねるが基本!

サウナ大好き芸人で、数々のサウナ関連の資格をもつマグ万平さんはウィスキングマイスターでもある

――自己コントールするサウナからゆだねるサウナへということですね。先程、男性には男性の、女性には女性のリトリートがあるということでしたが、男女ともに受けられるリトリート、ウィスキングは「渋谷SAUNAS」でも行っていました。

【タナカ】マグ万平さんをはじめとするマイスターが提供するウィスキング。「渋谷SAUNAS]では浴室エリアでの実施でしたが、「高輪SAUNAS」ではほかから完全に遮断された専用のプライベートサウナで行います。これにより、本場のバルト三国の伝統に近い、極めて純度の高いウィスキング体験が可能になりました。ウィスキングを含め、いろいろなメニューがあるので、たくさんの人にリトリートを知ってほしいですね。

話を聞くだけで、何度でもいろいろなリトリートを体験したくなった。タナカカツキ先生はリトリートが特別なものではなく、日常になってほしいとも話していたが、欧州では一般的というリトリートが日本ならではの発展や浸透をしていくのではと期待せずにはいられない。

貸切利用もできるウィスキング対応サウナ室「HUONE」

ウィスキング対応サウナ室「HUONE」

さて、タナカカツキ先生の話にも登場した、男性サウナ室でも女性サウナ室でもない、もうひとつのサウナ室「HUONE」についても紹介したい。ここはサウナ室、水風呂、シャワー、休憩スペースがひとつになった部屋。マグ万平さん初監修のウィスキングのためのプライベートサウナだ。

横になってウィスキングを受けるのに十分すぎるサウナ室

個室内に専用の水風呂がある

ウィスキングはウィスクで体を叩いたり、体に押し当てたりして心身をリラックスさせる施術で、バルト三国の伝統的なリトリート。植物の専門的知識を持つウィスキングマイスターがサウナ室の温度や湿度も調整しながら、施術を行っていく。

シャワーにはボディソープやシャンプーなどがそろっている

マグ万平さん以外にもウィスキングを行うスキルを持ったウィスキングマイスターは数名在籍しているので、ウィスキングマイスターによって細かい内容は変わるが、施術前には丁寧なカウンセリングがあるので、コミュニケーションをしっかり取ることで安心して身も心もゆだねられる。

サウナ室の天井は丸くなっていて蒸気や香りが回りやすい

「HUONE」を監修したマグ万平さんによれば、「一対一で行うので、最初にコンサルテーションをしっかり行います。普段どんなサウナが好きか、どんな入り方をしているか、植物のことや香りの好み、アレルギーなんかもヒアリングします。何なら、今日の気分は?とかも聞いて、型にはめた施術ではなく、その人に合った施術ができるようにしていきます」とのこと。

ウィスキングに使うウィスクの香りでもリラックスできる

さらに「これだけリッチな空間でリトリートプログラムを受けられる施設はなかなかないですね。当面、一対一での施術ですが、友だち同士やカップルで受けたいという場合に対応するような内容も今後検討していきたい」とのこと。ウィスキングの予約がないときは「HUONE」はプライベートサウナとして貸切利用などにも対応するそうだ。

サ飯を食べるまでがサウナです!

食事やドリンクが楽しめるレストランエリア

サウナ後のサ飯までがサウナだ

テーブルのQRコードでオーダーし、モニターに表示されるシステム

最後に気になるサ飯とサウナ以外の施設も紹介。たっぷりサウナを満喫したあとは、やっぱりサ飯といきたい。「高輪SAUNAS」には、「渋谷SAUNAS」と同様、世界的に権威あるグルメガイドで星を獲得する「精進料理 醍醐」の野村祐介さんが監修したプラントベースメニューを提供するレストランがある。

「ブッダボウル」(1080円・手前左)や「サウナス冷やし中華」(1080円・手前右)などプラントベースフードが食べられる

野村さんは「プラントベースフードもおいしくなければ意味がない」と話していて、普段プラントベースフードに興味のない人や食べ慣れていない人でも納得のいく、味も食べ応えも満足感があるものを心掛けて提供している。

満足感があるがサラッと食べられる「果実とスパイス香るカレー」(1280円)

一番人気のカレーは男性からの支持も高く、プラントベースフードだと思わずにただおいしくて食べていたという人もいるそう。メニューは「渋谷SAUNAS」と同じもののほか、「高輪SAUNAS」限定のホットサンドや冷やし中華なども仲間入りし、かなり豊富なラインナップになっている。

白トリュフの香りが食欲をそそる「白トリュフ香るオーツミルクと茸のカレー」(1480円)

「白トリュフ香るオーツミルクと茸のカレー」(1480円)は、トリュフの芳醇な香りがカレーに負けず鼻を抜けて、飲みたくなるようなやさしいカレー。ご飯と絡めてサラサラと食べ進められる。プラントベースフードだからか、おなかいっぱい食べてももたれる感じがないのがうれしい。

いつもの味とは違うオリジナルの「サウナスオロポ」(680円)

「渋谷SAUNAS」では夏季限定で提供していた「サウナス冷やし中華」(1080円)

タナカカツキ先生もおすすめの「サウナス冷やし中華」(1080円)もいただいたが、こちらはサウナの余熱を保っている体にはさっぱり食べられて、おすすめな理由がわかる。トッピングはトマト、人参、白髪ネギ、キュウリ、アルファルファとヘルシーだが、食感があって麺と絡めて食べると満足感がある。夏だけでなく1年中食べられるのもポイント。

サウナを利用しなくても併設のカフェで一部メニューが食べられる

「精進料理 醍醐」の野村さんがおすすめのパフェも要チェック

ちなみに、メニュー数は少し減ってしまうが、カレーなどは併設している「高輪SAUNAS」の外にあるカフェ「=CAFE(イコールカフェ)」でも食べることができる。ここでハマってしまったらこのカフェで食べるだけというのもアリ。野村さんのおすすめの「ヴィーガンパフェ」(1180円)は「高輪SAUNAS」の中でも外のカフェでも提供しているので、次回、ぜひ食べてみたい!

エントランス近くにコワーキングスペースがある

椅子に座って集中できるコワーキングスペース

半個室になっているスペースもある

仮眠という意味の「NAP」と名付けられた休憩スペース

「高輪SAUNAS」には、休憩スペースの「NAP」やコワーキングスペースもある。ただし、利用時間にカウントされるので、時間を気にせず滞在したいときは、通常入場料にフリー延長料金をプラスして心置きなく楽しむのもいい。

「NAP」の横には会議室もある

タオルやサウナハット、Tシャツなどオリジナルも見逃せない

かわいいイラストのTシャツなど、さまざまなクリエイターとのコラボグッズも販売

とにかく、どこもかしこも見たことのない設備と新しい体験のオンパレード。タナカカツキ先生は「これまでのサウナは自分のタイミングでサウナ→水風呂→外気浴(休憩)とやってきましたが、リトリートはマスターにゆだねるという入り方。もちろん、サウナ室で熱くなったら自分のタイミングで出るんですが、リトリートの間は基本的に任せてしまっていい。リトリートはまだまだ珍しいので、ちょっと特別感があるかもしれないが、どんどん広まって定着して、日常になっていったらいいと思っています」と話す。

アツアツのサウナ×キンキンの水風呂というサウナもいいが、リトリートのもと、マスターにゆだねるサウナは新しい体験。穏やかで、マスターがいてくれることで初心者にも親しみやすいかもしれない。まずはこんなサウナがあるということを一度体験してみよう。



取材・文=岡部礼子

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