夏は朝もぎの新鮮野菜が皿を彩る、農家が営む絶景レストラン

北海道ウォーカー

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短い北海道の夏の楽しみの一つは、地物の新鮮野菜を使ったグルメ。というワケで、今回は羊蹄山周辺のドライブを楽しみつつ、真狩(まっかり)村へ。名所「羊蹄山の湧き水」で喉を潤し、細川たかし記念像の前で名曲を聴きつつ記念写真をパシャリ。そしてやってきたのが、真狩村の小高い丘にあるファームレストラン「丘の上のレストラン Pomme(ポム)」です。

真狩村の中心部を外れた小高い丘の上にある一軒家レストラン


ゆり根や長芋を中心とした野菜を育てている農家さんが直営するレストラン。自家菜園のものを中心とした、野菜たっぷりの料理が味わえると評判の一軒です。丘の上に建つおしゃれな建物の周りに広がっている畑のほとんどはこちらのオーナーのもので、夏場はそこで朝もぎした野菜を料理に使っているそう。ランチとディナー、それぞれに豪華な内容のコース料理を用意しているほか、アラカルトでも農園自慢の野菜を楽しむことができます。

自家農園のものを中心に、豊富な野菜たちが料理の主役


オーダーしたのはランチコース1800円。主菜は肉料理2種、魚料理、季節の野菜プレートの4種類の中からお好みでチョイスできます。今回は、肉料理の「ルスツ豚の肩ロースのソテー(玉ねぎソース)」を選択。その他に前菜、季節のスープ、自家製じゃがいもパンまたはライスに、デザートが一品ついてきます。また、メニューには真狩村の特産品でもある農園のゆり根や長芋が通年使われており、ピクルスやグラタンなどさまざまな料理で味わうことができます。

ランチコース1800円。メインは肉料理2種、魚料理、野菜プレートから選べるが、どれも野菜をたっぷり使っている


「うちで採れた野菜を一般の方に送ると、すごく喜ばれるの。でも野菜は収穫した瞬間から鮮度が落ちていくもの。採れたての味を知ってもらいたいと思って、畑に店を作ったわけ」と教えてくれたのは店のオーナーである佐伯さん。約30種類ほどの野菜を、ほぼ無農薬で栽培しているそう。初夏を過ぎたあたりから次々と収穫時期を迎え、栄養豊富なオレンジ白菜や指で皮をむくことができるカブの「もものすけ」など、見た目も鮮やかな野菜たちが皿の上を鮮やかに彩る。ベジタブル党にとっては、最高のごちそうです。

窓からは羊蹄山の姿が。夕日に赤く染まった姿も見事


こちらのもう一つの「ごちそう」は、店の窓から見える景色。ゆるやかな丘に広がる畑の先に羊蹄山がどっしりとたたずむ様は、これぞ北海道という雄大な光景です。特に夕刻、夕日が羊蹄山を赤く染め上げる、いわゆる「真狩村の赤富士」は、一度ご覧になってみる価値アリ。夕日を眺めながらのディナーも良いかもしれませんね。

丘の上のレストランPomme(ポム) ■住所:真狩村豊川108-6 ■電話:0136・55・5955 ■時間:ランチ11:00~15:00(LO)、ディナー18:00~20:00(LO)※冬期は時間変更の場合あり ■休み:火曜、ディナーは日曜・月曜も休み ■座席:32席(禁煙)

菅原雄一

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