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＜画像4 / 6＞狂気の篠原涼子に思わず涙...。”死の定義”を問う秀作エンターテインメント！＜連載/ウワサの映画 Vol.59＞

2018年11月9日

東海ウォーカー

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娘の表情を自分好みに操ったりと、治療が自己満足化していく恐ろしさと哀しさ…。「娘を殺したのは私でしょうか？」っていう宣伝コピーが、クライマックスでグッとくるー

娘の表情を自分好みに操ったりと、治療が自己満足化していく恐ろしさと哀しさ…。「娘を殺したのは私でしょうか？」っていう宣伝コピーが、クライマックスでグッとくるー©2018「人魚の眠る家」製作委員会

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■人魚の眠る家
11月16日よりミッドランドスクエアシネマほかにて公開
監督：堤幸彦
出演：篠原涼子　西島秀俊　坂口健太郎　川栄李奈　山口紗弥加　田中哲司　田中泯　松坂慶子（'18松竹）
上映時間：120分
©2018「人魚の眠る家」製作委員会
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エゴと純粋な愛がもたらす母親の暴走を体当たりで演じる篠原涼子。徐々に制御不能になっていく心情がミステリーです。終盤の錯乱演技も圧巻だった！

恋人である星野が入り浸る播磨家に乗り込み猛抗議する、川栄李奈が演じる彼女さん。イタい行動でエゴってますが、それでも我々と近い客観性で状況を把握している感じ...

タイトルに沿った、ちょいファンタジーな雰囲気が独特の空気感を生んでます。イギリスのピアニスト、アレクシス・フレンチが担当する音楽も心に染みるねぇ

娘の表情を自分好みに操ったりと、治療が自己満足化していく恐ろしさと哀しさ…。「娘を殺したのは私でしょうか？」っていう宣伝コピーが、クライマックスでグッとくるー

仮面夫婦なお2人は、お屋敷からして相当にリッチ。そんな彼らが選ぶ延命治療は一般庶民には手が届きません。お金持ちなばかりにハマる泥沼がかな～り深くて痛ましい…

研究員・星野を囲い込み、経営方針すら変えようとする和昌。その選択に煩悶し絶妙に歪んでいく表情が似合うね、西島さん。治療に盲目的になる星野役・坂口くんの不安定さもかわいい

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