激戦区・新丸子に“二刀流”ルーキー現れる!

2018年12月14日 17:00更新

横浜ウォーカー 横浜ウォーカー編集部

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煮干し専門店の「麺や でこ」や貝スープがウリの「noodles kitchen GUNNERS」などの名店がひしめき、今や神奈川指折りのラーメン激戦区となっている新丸子。そこに新たな注目店が登場。2018年10月9日にオープンした「中華そば もり川」で、淡麗系と濃厚系の“二刀流”で勝負する。

“神奈川淡麗系”の系譜をたどるあっさり中華そば

“二刀流”の一つめが淡麗系の「中華そば」。スープは丸鶏と豚骨をベースにしたあっさり清湯(チンタン)で雑味がなく、透き通るほどクリア。「醤油」(650円)と「塩」(650円)から選べるが、スープ本来の味をよりダイレクトに実感できる「塩」がおすすめだ。

丸鶏と豚骨などを強火で2時間炊いたあと、弱火に落として煮出したスープ。丁寧にこすことで不純物が一切なく、黄金色に輝く

丸鶏と豚骨などを強火で2時間炊いたあと、弱火に落として煮出したスープ。丁寧にこすことで不純物が一切なく、黄金色に輝く
(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

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塩ダレも濁りが一切なく、透明で美しい。九州産の海塩が中心で、隠し味に日本酒を使用。スッキリとした飲み口でスープの旨味を引き立てる

塩ダレも濁りが一切なく、透明で美しい。九州産の海塩が中心で、隠し味に日本酒を使用。スッキリとした飲み口でスープの旨味を引き立てる(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

スープを一口飲むと上品な旨味が広がっていく、あと引く味わい。かなりあっさりだが、食べ進めるとコクが増していき、物足りなさは感じない。その秘密は豚バラロールのチャーシューにあり。あえて冷蔵庫で冷やしたものを熱々のスープにのせることで、徐々にチャーシューの脂が溶け出し、スープに厚みを加えてくれる。チャーシュー自体も箸でほどけるほどトロトロで、舌の上でとろけていく。

豚バラロールのチャーシュー。スープと一緒に煮て、味付けしたあとに冷蔵庫で冷やすのがポイント。スープの中に脂が溶け出してコクがアップ

豚バラロールのチャーシュー。スープと一緒に煮て、味付けしたあとに冷蔵庫で冷やすのがポイント。スープの中に脂が溶け出してコクがアップ(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

麺は中細縮れ。卵を練り込んでいて風味が豊か。縮れ麺なのであっさりスープともよく絡み、シコシコとした食感が心地よい。

【ラーメンデータ】<麺>中細/角/縮れ <スープ>タレ:塩 仕上油:鶏油 種類:丸鶏・魚介(煮干し)

和歌山ラーメン風のこってり醤油豚骨は夜限定

【写真を見る】豚骨の旨味たっぷりの「中華そば 濃厚(醤油豚骨)」(680円)。ガツンと濃厚な味わいで「ご飯」(100円)とも合う。夜限定メニュー

【写真を見る】豚骨の旨味たっぷりの「中華そば 濃厚(醤油豚骨)」(680円)。ガツンと濃厚な味わいで「ご飯」(100円)とも合う。夜限定メニュー(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

店主の森 正和さん。東京・世田谷の有名店や目黒の豚骨ラーメン店で計3年修業を積んだあと、独立を果たした

店主の森 正和さん。東京・世田谷の有名店や目黒の豚骨ラーメン店で計3年修業を積んだあと、独立を果たした(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

そしてもう一つの“刀”が、夜限定メニューの「中華そば 濃厚(醤油豚骨)」(680円)。こちらのスープは鶏ガラと豚骨を強火でガンガンに炊き上げている。醤油ダレも強めでこってりと力強い味わい。

茶濁色のスープは一見すると横浜家系ラーメンだが、「お客様からは『和歌山ラーメンですか?』とよく聞かれます」と店主の森 正和さん。しかしまったく意識してなく、試行錯誤の末、この一杯に行き着いたそう。

森さんは熊本の出身で「子供の頃からラーメンといえば熊本豚骨」。スープこそ違うが、麺には低加水の細ストレート、トッピングには熊本豚骨の定番である「キャベツ」(120円)や「きくらげ」(60円)をラインナップするなど、郷土愛を随所に散りばめている。

「現在販売中(~2019年1月末予定)の『中華そば 豆乳』(680円)をはじめ、期間限定ラーメンも随時やっていく予定です」と森さん。二刀流だけにとどまらない、さらなる“刀”からも目が離せない。

店内はL字型カウンター。明るく清潔感があり、女性でも入りやすい。平日は深夜1時まで営業しているので地元民には心強い

店内はL字型カウンター。明るく清潔感があり、女性でも入りやすい。平日は深夜1時まで営業しているので地元民には心強い(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

新丸子駅東口から徒歩2分ほど。店名の「もり川」は店主の名前と地名の川崎を組み合わせていて、地元で長く愛される店を目指している

新丸子駅東口から徒歩2分ほど。店名の「もり川」は店主の名前と地名の川崎を組み合わせていて、地元で長く愛される店を目指している(C)KADOKAWA 撮影= 島本絵梨佳

■中華そば もり川 住所:神奈川県川崎市中原区新丸子1-826 シャトレKOYO1F 電話:044-433-4566 時間:11:30~14:30、18:00~翌1:00、土曜・日曜・祝日11:00~15:00、17:00~24:00(各LO)、12月31日(月)22:00~翌4:00ごろ、2019年1月1日(祝)・2(水)12:00~21:00ごろ※売切れ次第終了 休み:月曜(祝日の場合翌日。12月31日[月]は営業)、2019年1月3日(木) 座席:10席(カウンターのみ) ※禁煙 駐車場:なし アクセス:東急東横線新丸子駅東口より徒歩2分

取材・文/河合哲治郎、撮影/島本絵梨香

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