甘辛いダシに生湯葉が絡む逸品!「とようけ茶屋」の生ゆば丼
関西ウォーカー
1897(明治30)年、北野天満宮の門前町・下の森商店街に創業した豆腐店「とようけ屋山本」。現在会長を務める山本久仁佳さんが3代目店主となったころは、遠方からの客や修学旅行生も増え「お豆腐はお店で食べられますか?」と聞かれることも。そこで、「遠方からのお客様にもできたての豆腐を気軽に味わってほしい」と、1992(平成4)年に北野天満宮の二の鳥居前にオープンしたのが「とようけ茶屋」だ。<※情報は関西ウォーカー(2019年18号)より>
生湯葉人気の火付け役でオリジナル商品も豊富
店頭でも販売する新鮮な豆腐のなかから好みの種類を選んで、冷奴や湯豆腐で堪能することができる。湯豆腐単品なら(648円)、湯豆腐膳なら(1350円)と、観光地にありながらも、こだわりの豆腐や湯葉をリーズナブルに味わえるのが魅力だ。

なかでも人気が高いのが、こだわりの生湯葉を使った丼。まだまだ乾燥湯葉が主流だった時代に、いち早く生湯葉の製造に力を入れた3代目。1997(平成9)年に湯葉専用工房を作って一般客にも販売を開始したところ、調理法の質問が相次いだことから、生湯葉のおいしさを伝えるため、生ゆば丼を茶屋のメニューとして開発した。これをきっかけに、それまで業務用としてわずかしか流通していなかった生湯葉が広く浸透し、町の豆腐店の店先にもくみ上げ湯葉、つまみ湯葉、刺身湯葉などが売られるようになったのだそう。


「うちの豆乳は、まず初めに大豆の皮をむいてから水に浸して作るため雑味がなくクリーミー。そこからできる濃厚な生湯葉を味わって」と3代目。甘辛いダシで少しだけ濃いめに味付けをしているので、食欲が減退しがちな夏でもご飯が進む。食後は喉越しのよい豆乳ゼリーや豆乳ヨーグルトでさっぱりと締めくくりたい。

紅殻壁に、着物柄や百人一首をモチーフとした和風のエッチングガラスが風流。
「生湯葉ならではの、みずみずしくつるりとした食感や、豊かな大豆の風味を丼でぜひ味わってください。モチモチとした食感の生ふ丼や、デザートにはあっさりとした豆乳プリンも人気ですよ!」と、代表取締役 会長の山本久仁佳さん。
■とようけ茶屋<住所:京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町822 電話:075-462-3662 時間:飲食11:00~15:00、売店9:00~18:00 休み:木曜(25日の場合営業)、ほか月2回不定休 席数:44席 タバコ:禁煙 駐車場:なし アクセス:嵐電北野白梅町駅より徒歩6分>
編集部
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