アイスの「白くま」が今、白くなくなっている?鹿児島のローカルスイーツが全国で愛される理由とルーツに迫る
東京ウォーカー(全国版)
姉妹品「あいすまんじゅう」はなぜか東北で人気!
白くま以外にも丸永製菓には「あいすまんじゅう」という商品があるのをご存知だろうか。北海道産の小豆あんとバニラアイスの相性の良さが大きな魅力。さらに抹茶やあまおう、和栗など味の種類も豊富で、実は白くまよりも歴史が長く今年で誕生60周年を迎えるのだ。
「東北ではなぜか『白くま』より『あいすまんじゅう』がよく売れるんですよ。特に名産があるというわけではないのですが…。逆に関西では京都など“和”のイメージがあるにも関わらず、なぜか『白くま』のほうがよく売れます。あいすまんじゅうのほうが白くまより和スイーツっぽいのに、なぜ?と思っています(笑)」


ちなみに、現在「あいすまんじゅう愛すキャンペーン」が開催中だそう。抽選で1120名に当たるキャンペーン賞品には「A賞」「B賞」「Wチャンス」の3つが用意されている。(6月30日(木)まで)

コロナ禍で需要に変化も。世代を超えて愛される白くま
数ある白くまのなかでも、コロナ禍で売れる商品の傾向が変わりつつあるという。これまでは単品が多く売れていたそうだが、外出する機会が少なくなり家族と過ごす時間が増えたことで、マルチパックの売上が好調なんだとか。
「緊急事態宣言下で、一時は家庭の冷凍庫が冷凍食品でいっぱいになる傾向があり、アイスが売れない時期もありました。しかし最近では売上も堅調で、お客様からも『アイスを食べることでいい気分転換になっている』とうれしいお声もいただいております」

丸永製菓の白くまは今年で誕生50周年。購入しているのは主に大人で、その多くが子供の頃からよく食べていた人だそう。「小さい頃に食べていたアイスって、おそらく親が買ってきたものが多かったと思うんです」と話す永渕さん。一度食べたら忘れられないおいしさの白くまだからこそ、鹿児島のスターから、全国各地で世代を超えて愛されるロングセラー商品となったのだろう。
取材・文=西脇章太
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