最新の「プリ」は“顔のパーツが下がる”!?平成ギャルのマストスポット「プリ機」の今と昔

2022年9月30日 07:30更新

東京ウォーカー(全国版)

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女子高生をはじめとした女の子たちの間でいつの時代も人気なのが、「プリントシール」(以下、プリ)だ。誰もが気軽にかわいくなれるプリントシール機(以下、プリ機)は、「かわいい」に憧れる女の子たちの強い味方。青春時代には欠かすことのできない存在だ。

そんなプリ機だが、SNSを意識した独自の機能や、登場初期にはなかった豪華な撮影環境など目まぐるしい進化を果たしており、今やプリは“全自動の撮影スタジオ”と呼べるくらいに機能が充実している。だが、最近はスマホの加工アプリの普及に伴い「絶滅するのでは?」と心配の声もあがっているのだとか。

今回はプリ機シェアNo.1を誇るフリュー株式会社 広報部の疋田裕貴さんに、プリの歴史や流行っているプリ機の特徴、そして加工アプリとの差別化についてなどを聞いた。

2022年春に登場した「ハルイロセカイ」も人気。一人ひとりが理想の顔に盛れる“主役感”がコンセプト


プリの歴史はかわいいの歴史。プリ機の変遷をたどる

プリ機の誕生は1995年にまで遡る。株式会社アトラス(現・株式会社セガ)が開発した「プリント倶楽部」が元祖で、撮影してその場でシールが出てくるという目新しさで世代を問わずヒットした。また、この頃はガン黒、細眉、厚底ブーツが代名詞の“黒ギャル”や、安室奈美恵のファッションに影響を受けた“アムラー”、そして『egg』をはじめとしたギャル雑誌の登場など、ギャル文化の全盛期。彼女たちの遊びの1つとして定着していった。

その後、プリ機に革命が起こったのが1999年。浜崎あゆみの登場によって黒ギャルから“白ギャル”への大転換が起こり、美白に憧れる時代に突入。プリ機にも美白機能を搭載し、鼻がなくなるくらいに顔を白く飛ばしまくるのが人気になった。また、登場してから数年が経ってプリの楽しみ方の幅も広がって、撮影室に段差がついたりカメラ画角を調整できたりという、撮影スタジオ的な進化も果たした。

1999年の機種「ハイキーショット」では肌を白く飛ばせる機能が大人気に


そして2005年には、雑誌『小悪魔ageha』が創刊。雑誌で活躍した読者モデルを中心に、付けまつげとカラコンを使ったデカ目強調メイクが大流行。プリ機も“盛れる”写り重視に。当時フリューが出したプリ機「美人-プレミアム-」には「美人目ヂカラ機能」という“デカ目機能”の先駆けとなる機能が搭載され、大人気に。その後2011年初頭にかけて、「もっと盛りたい」という女の子の声に応えるように目の強調は加速していき、最終的に顔からはみ出すのでは?と思うほど大きく加工されるようになった。

2007年の機種「美人-プレミアム-」。これでもか!というくらいに目が盛れる

「7iRO Co.」は「美人-プレミアム-」よりもデカ目機能が発達した機種で、よりデカ目になれるところが人気の理由


2011年にはAKB48をはじめとしたアイドルブームで、「ナチュラルだけど盛れている」がトレンドになり、よりナチュラルにデカ目に見せる機能が充実。また、イメージモデルには外国人モデルやハーフモデルが起用され、ギャル感を減らしたプリ機が登場する。「LADY BY TOKYO」というプリ機は、ストロボの陰影で顔の立体感を生み出し、自然に盛れるのが特徴。「派手」「ギャル」のイメージから打って変わって、洗練された美しさを打ち出して大流行した。

そして最近の機種では、女の子の趣味・趣向が多様化し、それぞれ異なる「なりたい顔」を目指すように。プリも目の大きさを左右個別に選択できたり、大人数で撮影しても個々で目の大きさを変えることができるように進化。

初めて外国人モデルが起用された機種が2011年の「LADY BY TOKYO」


「プリ機は女の子の『かわいい』を叶えるべく、時代に合わせてさまざまな進化を遂げてきました。“プリの歴史”は“かわいいの歴史”なんです。当初はただ撮ってシールになるのが楽しかったのが、2003年以降は『きれいに撮りたい』というニーズに変化し、さまざまな顔加工の技術を発展させ続けてきました。プリが登場した当初に楽しんでくださっていた方は、今のプリの進化に驚かれると思いますよ」

2011年の機種「LADY BY TOKYO」のプリ。ナチュラルな盛れが意識されている

2022春の「ハルイロセカイ」では、写りのコースを1人ずつ選択でき、撮影後の細かなレタッチが可能


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