御朱印帳業界に革命?京都の製本会社が手掛ける「墨が裏面に染み出ない御朱印帳」が大ヒット!取締役社長に聞く、売り上げ好調の理由と誕生秘話
東京ウォーカー(全国版)
アイデア商品満載のSOWA LABOブランド
「墨が裏面に染み出ない御朱印帳」や「御朱印帳蛇腹和紙ライト」を開発し、御朱印帳業界に革命を起こした早和製本。実は、この商品以外にも蛇腹加工を応用して製作した「100Days チャレンジノート」や「本物の紙幣(再生紙)で作ったポチ袋」など、SOWA LABOブランドからさまざまなアイデア商品を打ち出してはヒットに導いている。
「御朱印帳蛇腹技術を進化させた提案として、100Days チャレンジノートを製作しました。これは、100日間のチャレンジを応援するノートで、1日1枚のシールを貼りながら100日間でGOALをすれば、パラパラ漫画が完成するというものです。ちょうどこの商品を開発した当初、新型コロナの影響もあってステイホームでさまざまなことに挑戦される人が増えていました」


「そこで、みなさまのチャレンジを応援したいと思い、『そうだ、SOWA LABOが作りましょう!』となりました。この商品は関西のテレビをはじめさまざまなメディアに取り上げられるほど有名に。墨が裏面に染み出ない御朱印帳や御朱印帳蛇腹和紙ライトに並ぶ人気商品のひとつとなっています」


また、このほかにもユニークな商品がたくさん。ココアシガレットやポテトチップスなど、他企業の商品のパッケージが描かれたコラボ御朱印帳が印象的だ。もふもふの毛の触り心地がくせになる「トイプードル御朱印帳」など、インパクト大の商品もたくさん。公式サイトをながめるだけで楽しい気分になれる商品が満載だ。





直近では、2023年9月14日に阪神タイガースが18年ぶり6回目のセ・リーグ優勝を果たしたことを祝し、記念御朱印帳を期間限定で発売。光沢のあるフラットな表紙には、「A.R.E」が刻印された優勝エンブレムが目を惹く。豪華で特別感のあるデザインで、御朱印巡りが初めての人にもやさしく、頁数を減らし、軽く薄くかさばらない仕様になっている。2023年9月22日(金)より発売し、わずか1週間で完売となった。

海外には日本の神社やお寺がないため、もちろん御朱印帳の文化もない。だからこそ津岡さんは「紙質がよく蛇腹という特徴的な形をしている御朱印帳。外国の方にも、ぜひ日本ならではの技術が詰まった吸水力の高い紙をお土産にしてほしい」と、外国人観光客の購入を心待ちにしているという。
京都の小さな企業から生まれた『墨が裏面に染み出ない御朱印帳』と『御朱印帳蛇腹和紙ライト』は、日本の御朱印帳業界に驚きを与えただけにとどまらず、今後は日本ならではの新たな手帳の形を海外に伝えてくれることだろう。これからのSOWA LABOブランドの、世界規模の活躍が楽しみだ。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・業界で誰もしていないことに需要がある
・納期の心配が要らないスピード感は大きなアドバンテージになる
・日本文化を海外に伝えることでチャンスが芽生える
取材・文=越前与
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