元AKB48真楪伶(馬嘉伶)が2.5次元の舞台にて本格的な殺陣を披露「こんなに役作りについて悩んだのは初めて」
東京ウォーカー(全国版)

AKB48を今年2月に卒業し、2024年7月11日(木)に1st写真集「奇跡と出会った瞬間(とき)」を発売する、真楪伶さん(まちゃりん、馬嘉伶から改名)が出演した、人気PCゲーム“グリザイア“シリーズをもとにした初の舞台「グリザイア:ファントムトリガー THE STAGE」。5月2日から6日まで東京・上野「飛行船シアター」にて全9公演が上演された。

国防を担う人材を育てるSORD(ソード)訓練校“美浜学園“で銃や諜報活動を学んだ女子学生たちの学園生活と、彼女たちに課された裏任務が描かれる。真楪伶さんが演じたのは、美浜学園と戦うことになった孤児院“マザーシェルフ”のリーダーでお姉さん的存在であるサヤカ。この舞台のオリジナルキャラクターとなる。黒い金属バットを武器に持ち見事な殺陣を披露、2.5次元の舞台に初挑戦だったという彼女に千秋楽を終えた今、役柄についての想いを改めてを聞いた。

「演じるサヤカがちょっと自分の人生とリンクした部分があったので自分の感情で言ってました」
――稽古前にもインタビューしましたが、稽古期間が1カ月とかなり長かったと聞きました。
お稽古が1カ月間と本当に長くてこれまでこんなに長いお稽古は経験したことがなかったかもしれないです。私がこれまで出演した作品のお稽古は基本的には本番を含め、1カ月間の作品が多かったです。今回はガッツリ1カ月間、ほぼほぼ毎日お稽古しました。出演するみんなも優しかったですし、お稽古は長かったけどとっても楽しかったです。

――初めての2.5次元の舞台、出演してみてどうでしたか。
今回は原作がある舞台ですので、原作に関わってる方々がたくさんいらっしゃってて、ゲームを作ってる方とかアニメの方だったり、声優さんだったり、かなり注目されていて、今まで出演した舞台とスタート地点が違うなって思いました。
最初、2.5次元と聞いて原作にあるキャラクターに完全になりきらなければいけないなっていうプレッシャーがありました。でもあとから自分は今回の舞台のオリジナルキャラと知って、そもそも原作に存在してないキャラクターだからと安心したんですけど、実際お稽古が進んで、原作にないキャラクターだからこそ逆に役柄をどう演じていいかわからないという悩みが出てきました。

自分が演じるサヤカは結構強い役と聞いてて、ビジュアルも結構かっこいいイメージで、昔つらい経験をしてきたという過去を持っている設定なので、あんまり笑わない方がいいと思ってちょっと暗い声で喋ってました。でも、気づいたら周りの人がみんな笑ったりごちゃごちゃしたりして、笑わない自分が逆に浮いててどうすればいいんだろうなって思って演出家さんに相談してみたんです。

演出家さんは、「サヤカは過去にいろいろあって、つらい経験をしてきたけれども、でもそれを隠してる人、その悲しい過去を表に出さない性格だから、笑っていいよ、むしろ笑ってほしい」と言われて、笑ってもいいんだって思い、明るくてかわいい性格を演じました。今まで演じてきた役とは全く違う役柄ですし、こんなに役作りについて悩んだのも初めてでした。
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