池袋で乾杯！本格広島お好み焼きや花椒がしびれる中華など、お酒も料理も楽しめる人気店をご紹介【池袋駅東口・後編】

家庭料理と季節の味に癒される、池袋東口の“大人の隠れ家”『わさび』

池袋東口の喧騒から少し離れたビルの2階。和の趣を感じさせる空間で、丁寧な手作り料理が味わえる「和さび」は、まるで実家のような温もりを感じられるダイニングだ。店名は“侘び寂び”と“おもてなし”の心に由来し、「お母さんのごはん」のような家庭料理を提供している。

注目の一品は、夏季限定「ゴーヤのカレー肉詰め」。ゴーヤのわたを丁寧にくり抜き、カレー風味の肉だねを詰めて焼き上げた一皿で、スパイスの香りとゴーヤの苦味が絶妙にマッチ。8月いっぱいまでの“旬の味”として楽しめる。

「肉じゃが」は、見た目にもインパクトのある特大サイズのじゃがいもがドーンと2個。いったん冷まして味を染み込ませることで、じゃがいもの芯まで旨みが染み渡り、まさにほっこりとした美味しさが広がる。

「自家製煮豚の茗荷わさびソース」は、茹でた豚バラを酒としその葉で味付けし、茗荷とわさびを利かせた爽やかなソースで仕上げた一皿。脂の旨味をさっぱりと引き立ててくれる、大人向けの味だ。

そのほか、日替わりのお刺身には生のマグロが並ぶこともあり、鮮度の高さに驚く声も多い。料理は月に数回、5〜7品ほどのペースで入れ替わり、飽きの来ない楽しみも魅力のひとつ。仕入れにもこだわりがあり、素材を無駄にしない工夫が感じられる。
ドリンクはキンキンに冷えたグラスで提供されるビールをはじめ、日本酒、焼酎など和食に合う品揃え。夜はコース料理にも対応しており、接待や会食の場にも安心して使える。全席喫煙可で、スーツ姿のビジネスマンや常連がゆったりと過ごす姿が印象的だ。
個室や掘りごたつ席も完備し、20〜30人規模の宴会にも対応可能。派手さはないが、落ち着いた空間と手間を惜しまない料理、スタッフ同士の会話から生まれるような柔らかな空気感が、「また来たい」と思わせてくれる。
日常に寄り添いながら、ちょっと贅沢な和の時間を楽しめる「和さび」。池袋で“大人の隠れ家”を探しているなら、覚えておいて損はない一軒だ。

■わさび

住所：東京都豊島区南池袋2-27-15 東興ビル2F／電話：03-3982-8355／営業時間：11時30分～14時(LO13時30分)、17時～24時(LO料理22時30分、ドリンク23時)、金曜17時～24時(LO料理23時、ドリンク23時30分)、土曜、祝日17時～23時(LO料理22時、ドリンク22時30分)／定休日：日曜