「神戸どうぶつ王国」 でペンギンにサーバル、ハシビロコウ、カピバラ…人気の動物に出合える!雨の日も暑い日も、動物や植物と“ゼロ距離”体験を
東京ウォーカー(全国版)
神戸市中央区のポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」は、動物や植物と“ゼロ距離”で触れ合える、子どもから大人まで人気が高い観光スポット。動物は約130種、約800頭羽(とうう)が飼育されている。
園内は、屋内の「インサイドパーク」と屋外の「アウトサイドパーク」の2つのエリアに分かれ、屋外にはさらに動物たちの迫力あるパフォーマンスが見学できる会場もある。特に檻や柵などを極力なくし、動物の息づかいを五感で感じられる展示が特徴だ。近年、新たな展示場やリニューアル施設が次々とオープンし、さらに魅力あふれる場所となっている。また、施設の約7割に屋根がある全天候型で、夏の暑い時期や雨の日に訪れても楽しい。今回は、注目の展示や体験、園内で味わえるグルメ、オリジナルの限定グッズなどを紹介する。
「ケープペンギン」が暮らすエリアが拡張、野生に近い姿を観察
まず紹介するのは、アウトサイドパークにあるケープペンギンの展示場「ペンギンコースト」だ。神戸どうぶつ王国では、約50羽の「ケープペンギン」が飼育されている。体長が約65センチ、体重は3キロほどのペンギンで、別名アフリカンペンギンと呼ばれる。
「ペンギンコースト」は、2026年4月にリニューアル。2つあるエリアの片方が新たに作られたエリアで、ケープペンギンが生息する南アフリカ沿岸をイメージした岩場や起伏、水辺環境などが再現されている。ケープペンギンが陸上で生活する様子、水中での動きなど、野生に近い姿が見られる。その距離も非常に近く、見ごたえがある。
また、「ケープペンギンてどんな生き物?」という案内パネルも。ケープペンギンの目やくちばしなど、身体の特徴がわかりやすく説明され、読むとさらにケープペンギンを観察するのが楽しくなる。
給餌イベント「ペンギンおやつタイム」では、エサの魚を目にすると、水しぶきを上げて勢いよく近寄ってくるケープペンギンの姿がまたかわいい。人気の体験なので、時間をチェックして早めに並ぼう。
ネコ科の肉食動物「サーバル」、屋内から屋外展示へ
アフリカのサハラ砂漠以南に生息する、ネコ科の肉食動物「サーバル」。この展示場がこのほど、これまでの屋内から屋外へ移動した。
サーバルは、長い足を活かし、動き回って獲物を捕らえるのが特徴。太陽の下、元気よく動き回り、飛び跳ねる様子が観察できるようになった。
サーバルは、体長が約70~100センチ、体重は約9~18キロで、鳥やネズミなどを食べる肉食動物。地面に穴を掘って獲物を捕まえたり、2~3メートルの高さを飛び上がったりできるジャンプ力を持つ。
屋外の展示場は、面積が以前より約5倍以上も拡大。起伏ある地形や登り木など、高低差を活かした立体的な構造となっていて、サーバル本来の特性や行動などより野生に近い動きが見られる。
特に、エサの時間に遭遇すると、上に吊るされたエサをサーバルが勢いよく飛び上がって取って食べる様子が見られる。そのジャンプ力こそサーバルの魅力なので、ぜひ見ておきたい。
神戸どうぶつ王国のシンボル的存在「ハシビロコウ」と人気のコーヒー
神戸どうぶつ王国のシンボル的な動物として有名なのが、灰色の大きな鳥「ハシビロコウ」である。2026年5月現在、3羽が飼育されている。
ハシビロコウは、アフリカ中部の湿地に生息し、絶滅危惧種に指定されている鳥類の1つ。全世界の動物園で、30羽ほどしか飼育されていない。日本全国で6つの施設のみ、西日本では唯一ここだけである。
待ち伏せ型の狩りをする鳥で、その様子がまるで彫刻のように「動かない鳥」として知られる。巨大なくちばし、鳥類最長といわれる足と指の長さなどが特徴だ。
生息地であるアフリカの湿地帯を再現した「ハシビロコウ生態園 Big bill」では、ハシビロコウが緑豊かな木々や池の中を歩いたり、羽を大きく広げて飛んだりする、野生に近い姿が見られる。
3羽のうち2羽がメス、1羽がオス。メスの「クラル」は虹彩が黄色く、オスの「サカラ」は虹彩がオレンジがかっている。そして、最も古くからいるメスの「マリンバ」は目つきが鋭く、冠羽が長い。それぞれの特徴を知ってから、探すのも楽しい。
また、園内の「アルパカフェ」で販売されている「ハシビロコーヒー」は長年、高い人気を誇る。ハシビロコウがモチーフとなったコーヒーで、実は一部にハシビロコウの生息地であるタンザニア産の豆も使われている。
ハシビロコウが羽を広げ、カップのふちにくちばしをつけているかのような装飾は、写真映えしてインパクト十分。来場した記念にと、カップを持ち帰る人もいるという。休憩ついでや食後のドリンクに、味わいつつもハシビロコウの生態環境や人との関わりなども考えるきっかけになる。
ほかにもある!動物を“ゼロ距離”で体験できるおすすめエリア
ほかにも、「神戸どうぶつ王国」でしか見られない動物や体験できる場所がいくつもある。
アウトサイドパーク
の「カピバラたちの湿原~Pantanal~」は、カピバラの生息地・南米にある世界最大級の大湿原「パンタナール」から命名された、オープンしてまだ数年の新しいエリア。ちなみに、パンタナールは日本の本州とほぼ同じ大きさを誇り、「野生動物の楽園」と呼ばれる。
カピバラやオオアリクイらが、池や植物が生い茂る自然豊かな場所で暮らす。特に、カピバラの水中から目と耳と鼻だけを出す、植物に囲まれて寝そべる様子はとてもかわいく、癒やされる。カピバラにエサをあげる体験も人気だ。
東南アジアの湿地帯をイメージしたコツメカワウソの公開施設としては最大規模の「オッターサンクチュアリ ~コツメカワウソ生態園~」や、神戸どうぶつ王国で一番大きな動物であるフタコブラクダに乗ることもできる「キャメルコーナー」もあり、いずれも定番人気のエリアだ。
インサイドパーク
にある「熱帯の森」は、熱帯雨林(ジャングル)をイメージしたエリア。動物たちとまさに“ゼロ距離”での触れ合いが感じられる。通路を歩くそばにカンムリシャコやオウギバトなどの動物がいるほか、頭上にある木でフタユビナマケモノやコモンマーモセットらが過ごす様子が見られることも。
夜行性動物たちが普段は寝ている昼でも活動的に過ごす様子が見られる「モモンガの夜~夜の動物たちの世界」、レッサーパンダやビントロングが木を登る様子などが、柵などなく近い距離で見学できる「アジアの森」なども。
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