レジェンドはやっぱり凄かった！戸塚「支那そばや」の限定冷やし麺を食べてきた

2017年10月～2018年9月までの1年間、ひと月に1店舗ずつ「ラーメンWalker神奈川2018」読者のために限定麺を作るスペシャル企画。「神奈川の食材を使ったり、ゆかりの名品をオマージュした“神奈川愛”あふれる一杯！」という共通テーマを元に、各店舗オリジナルを考案する。2018年8月は、ラーメンの鬼・佐野 実さんの店、戸塚「支那そばや」が登場。全12店舗が参加するなか、冷やしラーメンは「支那そばや」のみ。夏らしい一杯をさっそく味わってきた！

風味豊かな自家製麺に、さわやかな酸味がサッパリ！

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ラーメンWalker神奈川2018限定麺は「海老チリ風冷製トマトラーメン」(1,000円、1日30杯限定)。冷やしならではの清涼感あるスープと、喉越しの良さが嬉しい自家製麺がバッチリハマった冷製ラーメンだ。

暑い夏にはピッタリの酸味あるスープは、一口麺をすすれば、もう一口と不思議と食欲がわいてくる味わい。あとで聞いたところ、ブシュカンという柑橘系の果汁を使用し、フルーティな酸味を加えたという。ふんだんにあしらわれたトマトの、ちょっぴり青さを感じる酸味ともマッチ。むしろトマトを引き立てている。スープのダシは、鶏多めの動物系に、昆布や節系などをブシュカンに併せてとったとのこと。酢のようにグッと喉にくる酸味ではなく、極めてまろやか。スープだけで、ゴクゴク飲めてしまう！

風味が豊かで喉越しのいい麺には、全粒粉を含む国産小麦数種類を、微粒子に粉砕した中細麺。サッパリと味わえながら、弾力や風味もしっかりと感じられる。 神奈川の野菜のシャキシャキとした歯ごたえや、グリルしたことで旨味が凝縮されたズッキーニなどの夏野菜も存在感を発揮。中華街リスペクトのエビチリも2尾のり、満足度の高い冷やしラーメンだった。

残りのチャンスは、18年8月4日(土)～6日(月)3日間！

さて、残りの日程は、18年8月4日(土)、5日(日)、6日(月)の3日間。初日は平日、しかもこの暑さもあり、開店1時間前に筆者が到着した時点で5名待ち。開店するころにはおよそ15人程が並んでいた。出足は遅めかと思われたが、筆者が店を出る11時30分ころには、さらに10名ほどの入店待ちが。午前中に来店したほうがよさそうだ。

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これは個人的な感想だが、「支那そばや」の店の前に並ぶ際、日影になるのはほぼ一部。あとは、照りつけるアスファルトに耐えながら並ぶことになる。帽子やタオルなどを用意し、日よけになるものも忘れずに持っていくことをオススメする。また隣接する駐車場など、車の往来も多いので、周囲には十分気をつけよう。

券売機の右下にある限定麺のボタンで購入し、店員さんへ！ その際に「ラーメンWalker神奈川2018」も一緒に見せるのもお忘れなく。これがないと、限定麺は味わえない！

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ありつくには大変な季節だが、食べたあとにはその疲れが和らぎそうなほど、清涼感にあふれたひと皿。暑くなった体をクールダウンしてくれる冷たいラーメンを、ぜひ味わおう。

【支那そばや 本店】■住所：神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4081-1　■電話：045-827-3739　■時間：11：00～20：30　■休み：なし　■席数：20席(カウンター9、テーブル12）※禁煙　■駐車場：なし　■アクセス：JR線ほか戸塚駅西口より徒歩5分

【ラーメンデータ】〈麺〉中細/角/ストレート(170g)　〈スープ〉タレ：トマト　仕上油：なし　

限定麺イベントは、2018年9月まで毎月開催！ 最終回の9月は「らぁ麺屋 飯田商店」と人気店が続いていくので要チェック！ 食べる際に各店からシールをもらって、本誌の台誌に貼ろう。12店舗すべてコンプリートすると、12店舗からのすてきなオリジナルのレアグッズが抽選でもらえる。定番メニュー(デフォルト)とは異なるこのイベントだけの珠玉の一杯を巡ろう！

【ラーメンWalker神奈川2018】限定麺ラリー参加店舗(17年10月)ファットン、(17年11月)弘明寺丿貫、(17年12月)鶏喰～TRICK～、(18年1月)G麺7、(18年2月)麺屋庄太、(18年3月)カミカゼ、(18年4月)渦雷、(18年5月)麺処 秋もと、(18年6月)中村麺三郎商店、(18年7月)地球の中華そば、(18年8月)支那そばや 本店、(18年9月)らぁ麺屋 飯田商店

取材・文/濱口真由美