東京の有名店に感化された独学店主が作る奥深い一杯「soba.sho」

東京ウォーカー(全国版)

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厳選素材をふんだんに使った無化調・無添加ラーメン


鹿沼ICからは車で約3分。前衛的な建物が印象的


店主・佐藤宏和さんの本業は、セレクトショップのオーナー。鹿沼市内で奥さんと店を営み、毎週木曜に商品の買い付けで東京を訪れている。そのついでの楽しみがラーメンの食べ歩き。100軒以上を回り、ある店に衝撃を受けた。「そこは東京を代表する有名店なんですが、旨味調味料に頼らずに素材の旨味を何層も重ねて作るスープに感動しました。栃木にはないジャンルだったので、自分で作ってみようと思いました」

それから休日などを使ってラーメン作りを独学で研究。約7か月間の準備期間を経て、地元・鹿沼で「soba.sho」を立ち上げた。基本メニューは醤油そば(830円)と塩そば。無化調・無添加にこだわった、奥深い味わいが評判となり、瞬く間に行列店となった。

【写真を見る】無化調・無添加にこだわった特製醤油そば1050円


特製醤油そば(1050円)は「 岡直三郎商店」(群馬)の日本一しょうゆを中心に3種の生醤油を配合した醤油ダレは赤ワインが隠し味。生醤油本来のキリっとした味わいの中に芳醇なコクを加えている。上三元豚の肩ロースチャーシューやワンタンなどにも抜かりはない。

旨味の相乗効果を楽しめる塩そば850円


基本メニューの塩そば(850円)も見逃せない。沖縄の2種の海塩とモンゴル岩塩に、魚介のエキスなどを加えた塩ダレは角がなくまろやか。麺は全粒粉配合の中細でなめらかな食感。

魚介系スープは3種の煮干しをはじめ、カツオ節やサバ節、羅臼昆布、どんこシイタケなど十数種類の素材を合わせている


丸鶏や鶏ガラなどの動物系と魚介系を2対1で配合。水にもこだわり、ミネラルのバランスがよい「πウォーター」を使用


麺は京都の有名製麺所に特注している。写真は醤油そばの中細麺。北海道小麦100%で香り豊か。パツパツと歯切れもよい


「何かを突出させるのではなく、さまざまな素材の旨味を幾重にも組み合わせることで、他にはない味を作り出しています。正直コストはかなりかかっていますが、今後もさらにおいしくなるよう追求していきます」と店主の佐藤宏和さん。

店主の佐藤宏和さん。スープは動物系と魚介系を別々に仕込み、提供直前に小鍋で合わせるダブルスープ。魚介本来の香りがより際立つ手法だ


店内もラーメン店とは思えない洗練されたデザイン


■soba.sho 住所:鹿沼市茂呂403-8 電話:0289-77-7166 時間:11:00~15:00、水11:00~15:00、17:30~20:00(各LO) 休み:木 席数:12席(カウンターのみ) タバコ:禁煙 駐車場:20台(無料)

ラーメンWalker編集部

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