海王丸の総帆展帆

商船学校の練習船として誕生した大型練習帆船の海王丸。1930年に建造され、1989年に引退するまで地球約50周分を航海してきた。海王丸パークでは、1992年に現役のまま一般公開を開始。今も海洋教室などで活用され、人々に海、船、港へ親しむ機会を提供し海事思想の普及に貢献している。年間を通して内部が一般公開され、さらに特定日に総帆展帆と呼ばれるイベントを開催。ボランティアの手作業によって海王丸の29枚の帆が開かれ、帆船らしい美しい全容が披露されるもので、船の内部と合わせて見学できる貴重な日となっている。