琵琶湖疏水の紅葉

琵琶湖疏水は、琵琶湖の湖水を滋賀県大津市から京都府京都市に流すために、1890年に竣工した全長約30キロメートルにも及ぶ人工水路で、特に山科疏水は紅葉スポットとしても知られている。紅葉の見頃は例年11月中旬から下旬にかけてで、疏水沿いの木々が赤や黄色に色づき、日本遺産の景観との調和を楽しむことができる。モミジをはじめとする様々な樹木が色鮮やかに紅葉し、水面に映る姿も見どころだ。特に、赤レンガ造りの建造物や水路閣など、近代産業遺産と紅葉が織りなす景色は京都ならではの美しさを堪能できる。2025年8月には、関連施設24か所が重要文化財に指定され、うち5か所は国宝となった。また、琵琶湖疏水沿いには散策道「そすいさんぽ」が整備され、3つのコースをゆっくり歩いて楽しめる。