城下町に残る伝統の白鷺の舞
京都から山口へ、山口から津和野へと伝えられ、今日まで脈々と受け継がれている古典芸能神事の鷺舞神事。1542年から弥栄神社(やさかじんじゃ)に伝わり、現在は国の重要無形民俗文化財に指定されている。2022年には「風流踊」(ふりゅうおどり)の1つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録された。2羽の白鷺に扮した舞方が、寄り添い、向かい合って羽根を開くなどの優雅な舞を披露する。7月20日(日)、7月27日(日)ともに殿町通りや弥栄神社など津和野町内各所で舞が奉納される。また、子どもたちによる子鷺踊りも披露される。
見どころ
学術的にも高く評価されている貴重な舞は「日本で唯一、原形を遺す鷺舞」と言われている。城下町時代の名残りを残す津和野の町並みのなか、お囃子に合わせて雌雄の鷺役の舞方が白い羽を広げる凛とした姿から、伝統の空気を感じることができる。
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