コーヒーで旅する日本/九州編|背伸びをせず、等身大でいることが大切。田舎町の小さな店「hello. coffee stand」
九州ウォーカー
ママさんバリスタらしい心遣いと遊び心

店舗では、水出しコーヒー(550円)、ハンドドリップ(550円)、フレンチプレス(550円)、アメリカーノ(500円)とブラックコーヒーだけでも4種の抽出方法が選べる「hello. coffee stand」。豆はみちくさ コーヒーロースター&ダレカ コーヒースタンドから仕入れ、2022年8月現在、中深煎りのオリジナルブレンド「hello dot blend」、深煎りのブラジルの2種を用意。また、それとは別にエスプレッソ用にエチオピアも使っている。

自身も3人の子供のママである原口さんらしいと感じるのが、デカフェの豆を通年用意している点。「私自身、妊娠中はコーヒーが飲みたくても飲めなかった経験から、デカフェは常時ご準備しています。郊外の住宅地という土地柄、子育て中のお母さん世代のご利用が多いこともデカフェをラインナップしている理由の一つです」と原口さん。

さらに、同店で人気が高いのが、エスプレッソを使うシーズナルドリンク。例えば2022年7月のチョコフロマージュラテはレアチーズミルクをベースにマスカルポーネのホイップをトッピングしたシグネチャービバレッジで、コーヒーが苦手な人でも飲みやすいテイスト。SNSを見て、月替わりの限定メニューを注文する人が多いそうだ。

自分の無理のない範囲で、コーヒーショップを開いた原口さん。最後に今後の展望を聞いてみた。
「店があるみやき町は田舎なので、お客さまにはのんびりとおくつろぎいただけたらうれしいです。佐賀はまだまだコーヒーショップが多くはないので、『身近にお気に入りのコーヒーショップがある』というぐらい、暮らしのそばにコーヒーが当たり前にある街にしていくのも目標の一つ。とはいえ、今までと同じように自分自身楽しみながらコーヒーと関わっていけたらと思っています」と笑顔で話してくれた。
原口さんレコメンドのコーヒーショップは「ROLE PLAYING COFFEE」
「おすすめするのは、JR佐賀駅前にある『ROLE PLAYING COFFEE』さん。偶然、当店とオープン時期が同じだったことから、仲良くさせていただいています。店主の武藤さんが店に来てくれることもあれば、私が『ROLE PLAYING COFFEE』さんに行くことも。なんでも相談できる仲で、コーヒー、店づくりなど、さまざまな場面で刺激を受けることも多いです」 (原口さん)
【hello. coffee standのコーヒーデータ】
●焙煎機/なし
●抽出/ハンドドリップ(HARIO V60)、エスプレッソマシン(Nuova Simonelli Appia Life V 1Gr)
●焙煎度合い/中深煎り〜深煎り
●テイクアウト/あり
●豆の販売/100グラム1000円〜
取材・文=諫山力(knot)
撮影=大野博之(FAKE.)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。hello. coffee stand
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