【NMB48 衣装図鑑】『カモネギックス』(紅白歌合戦用)/『12月31日』山本彩着用衣装を徹底解説!石田優美が紅白出場時の思い出を語る
東京ウォーカー(全国版)
食品サンプルのネギを散りばめて過去最大のインパクトに
ここからは、松永さんへの質問タイム。今や初の紅白出場を経験した数少ないメンバーであるゆうみんと、当時はテレビの前で大盛り上がりだったというれいこちゃんが、衣装の秘密をさらに深掘り!

前田「『カモネギックス』にはもともとシルバーのMV衣装がありましたが、初めての紅白ということで『MV衣装と違いを出そう』という感覚はありましたか?」
松永「違いというよりは、満を持して『やっと単独出場させてもらえる!』ということがすごく大きくて。NMBの歴史的にすごいことですよね。秋元先生も同席されている打ち合わせに参加させていただいて、衣装に関してもさまざまなアドバイスや具体的なアイデアをいただくことができました」

前田「メンバー、めっちゃたくさんいたのに、制作時間がタイトだったそうですね。ここの羽根とかもいいですよね」

石田「1個1個付けてるんですか?」
松永「そう!スカートの4段はカモの羽根の色をイメージして色を変えてます。LEDも光るんですよ」
前田「光るの、初めて知りました!」
石田「あれ…いつも光らせてましたっけ?(笑)」
松永「うん。肩の羽根も光るんだよ~」

前田「それ、思ってました!『光るんや!』って」
石田「私も、『あ、光るんや』って思いました(笑)」
松永「えっ?今!(笑)。髪飾り、肩の羽根部分、スカート部分のトリプルで光ります(笑)。ちょっとわかりづらいかな」
石田「久々に見たから(笑)」
松永「じゃあ、アンダーパンツがどんなのだったか覚えてますか?(笑)」
石田「ヒョウ柄?っぽいカボチャパンツですよね!」
松永「そう、ヒョウの顔がプリントされてます!普段は見えないけど、ちょっとでも見えたときにNMB魂を(笑)」

前田「うわ〜、すごい!」
石田「めっちゃ考えられてる!」
松永「今までで1番、細かい部分まで全てこだわり抜いた衣装かもしれないですね(笑)」
前田「髪飾りがめっちゃ大きいのも、やっぱり紅白やからですか?」
松永「そうですね。衣装に対してバランスを考えたときに、NMBならではの勢いのあるヘッドアクセにしたくて。カモとネギ、さらに羽根、お花、電飾と…てんこ盛りですね(笑)」



前田「めっちゃ重たいって聞きます」
松永「カモを付けて、ネギもさして…ってなると、どうしてもね(笑)。実はメンバーに『重いからやっぱりカモは外そうか?』って話したら、『いや、カモ・ネギなんでこのままがいいです!カモもゴールドで派手やし!』って言ってくれて、さすがだな!と」
石田「ネギが付いた衣装って新鮮。なかなかないことじゃないですか?帯にネギを付けて、頭にもネギをのせてって!」
松永「実際、2分足らずのパフォーマンスなので、このくらいインパクトがないとNMBらしくないかなって思って」
石田「ピアスもネギですもんね!」

松永「この衣装を作らせてもらって、やっぱりNMBは、遊び心のある衣装が本当に似合うアイドルグループだなって改めて実感しましたね。ネギをさしていても、みんな本当にかっこよかった!本番は、パフォーマンスが鳥肌レベルでビシッとシンクロしていて、そのおかげで、衣装も一体感を考えたデザインにしたのがちゃんと生かされていて。本番中はモニターで見ていましたが、パフォーマンスが終わった瞬間いろんな思いがあふれ出て、感極まって涙をこらえるので必死でした。まさに至福の極みというか…。この大舞台の衣装を作らせていただけて、本当にありがたいことだし、感謝してもし尽くせないくらいのことだなって思っています」
前田「本当にすばらしかったですよね!私、リアルタイムで紅白見てたんですよ!全体でめっちゃ激しいダンスをしていたじゃないですか。そのなかでも、グローブがあることによってよりダンスが映えてきれいやなって思ってました」
松永「入る前から、そんなところまで見てくれてたんだ…!」
前田「そろいすぎてて、ちょっとゾワッとするくらいすごかったです(笑)」
松永「あのパフォーマンス、本当にすごかったよね!どうやってあんなにシンクロしたの?」
石田「めちゃくちゃ練習しましたね。このおそろいの衣装を着ているからこそ、ダンスをそろえないと!って。大変でしたけど、衣装を着て踊っていると『あ、あたしめっちゃかっこいいやん』って思いました(笑)」
前田「あれはほんまに感動した!」
松永「この衣装、正面から見ると赤がメインなんだけど、最後のアウトロのポーズで左手を胸の前に持ってきたとき、袖の後ろ側が青メインで、ゴールド×赤からシルバー×ブルーに変わるんですよ。今回は振りを先に知っていたから、『絶対にこういう袖にしたい!』と思いました」

石田「振りに合わせて衣装を考えてくださってたんですね!」
松永「手の振りも考えてグローブを作りました。振りがある状態で衣装を考えられるときはとにかくダンス動画を何百回も見るから、メンバーと同じぐらい踊れる気でいます(笑)」


石田「すごーい!たしかに、めっちゃ見ないとわからないですもんね」
前田「制作中、1番苦労したのはどこですか?」
松永「全面のプリントですね。『HA!』のときは24時間プリント屋さんにお邪魔して何回もサンプルをあげてもらったんだけど、このときは2泊3日。何百種類ものいろんな生地があって、プリントしたときの生地の風合いや輝き方が絶妙にそれぞれ違うんです。20種類ぐらいの生地でサンプルをあげてもらって選びました。身頃部分のベースに使用した生地はもともとシルバーベースのダマスク柄っぽい生地なんだけど、プリントしてみて1番オーラがあってきれいでした。短冊部分の生地の柄から柄のグラデーションプリントの色めや、ベア部分に使用している豹柄から市松模様へのグラデーションプリントも、柄の大きさのバランス含めて何度も試行錯誤を繰り返しましたね…」
前田「このヒラヒラも、踊ってるときにめちゃくちゃきれいなんですよね」
松永「この短冊は、くるっと回ったときの見え方とかめちゃくちゃ考えました。あえての短冊型です!」

石田「すごーい、おもしろい!なんか感動…。れいこは加入前やけど、この衣装でNMBが出てきた瞬間、どう思った?」
前田「もうね、大歓喜。『HA!』の衣装がめっちゃ好きやったから、この和テイストの豪華な衣装を見て、『いや〜!かっこいい〜〜!』(拍手)って」
石田「わかる!『HA!』の衣装も大好き。しかも紅白の時は、全員分作ってくださるなんてびっくりしました。ありがたい」


ここからは、さらに2人に質問タイム。
――ゆうみんは初めて紅白用の『カモネギ』衣装を着たとき、どうでしたか?
石田「私は選抜でもなかったので、“自分の衣装”っていうのがそもそもなくて。だからうれしかったです!全員分作ってくださるなんて新鮮で、“石田優美”っていう名前のタグが付けられて自分のサイズでもらえたときは、すごく感動しました。『これ、自分の衣装なんだ』って。『ありがとうございます~!』って言いながら、パシパシパシーって写真を撮りまくりました(笑)」

――こういう系のお衣装が好きなんですね!
石田「大好きです。当時、和の衣装がすごく好きだったので、これを着られたときはめちゃくちゃうれしかった!『ネギ?』って疑問に思いましたけど(笑)、『カモネギ』にちなんで作ってくださったんやろなって。当時は自分の衣装があるだけでうれしいって思っていたんですけど、こうやって対談させてもらうと初めて知ることも多くて考え方も変わったので、今後衣装を着るときはもっと大切に、パフォーマンスするたびに見せ方をもっと考えるべきだなって思いました」
松永「そんなふうに言ってもらえて本当にうれしい、この連載企画、ほんとありがたいです!(笑)」

――紅白の初めての舞台はどうでしたか?覚えていますか?
石田「とにかく緊張しましたね。NMBって特に、バシッとそろったダンスが売り。『髪飾りが落ちたりするとそこで台無しになっちゃう…』と思っていたので、とにかく慎重に、緊張していてもパフォーマンスをちゃんとそろえるぞ!って意識がありました。というか、そもそもですが、紅白に出られることがめちゃくちゃうれしかったです。ステージには65人ものメンバーがいて、今となってはすごくいい経験をさせてもらったなって思います」
――このお衣装、れいこちゃんも着たことはあるんですか?
前田「まだないんですよね」
松永「えっ、なかったっけ!?」
石田「そうなんや!?」
前田「『カモネギックス』は楽曲自体が難しいじゃないですか。だから、ダンスメン(ダンスが得意なメンバーのこと)が着ることが多い印象ですね。私はダンスメンじゃないので…。着たことがないので、まじまじ見たのも初めてです」
――でも、着たいですよね?
前田「着たいです!」
石田「着て!踊って!似合いそうやん!」
松永「これを機に着て踊ってほしい!」
前田「もう踊れるようになったんで、ぜひとも着させていただきたい(笑)」
石田「なかなかコンサートで着ることもないんですよね。もったいない…」

――このお衣装は着替えも大変そうですね…。
前田「そうなんですよ。でも着たいです!」
石田「和の衣装ってなかなかないので、ファンの方からしたらめちゃくちゃうれしいと思うんです」

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