コーヒーで旅する日本/九州編|オフィスコーヒーを柱に約25年。勤め先で飲んだ味からファンになった常連も。山口の自家焙煎店「花あそび」

東京ウォーカー(全国版)

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先代が物言わず教えてくれた真摯な焙煎

20年近く、店とともに歩んできた焙煎機。メンテナンスは穂高さんがこまめに行なっている

コーヒーの焙煎は現在、山口本店にて弘子さんが担当。もともとは先代の光雄さんが行っていたが、2020年に他界した後は弘子さんが引き継いでいる。弘子さんは「夫の焙煎を近くで見ていましたので、見様見真似でなんとかやっているという感じです。奇をてらうことなく、生豆が持っている良い部分を引き出すことだけを考えながら丁寧に焙煎するという基本的な姿勢だけは忘れないよう日々コーヒー豆と向き合っています。ただ、当たり前ですが、“これが正解”だなんて思ったことはなくて。常連のお客さまたちのお声も大切にしながら、また息子たちの意見も受け止めながら焙煎している、という感じですかね」と微笑む。

焙煎前、そして焙煎後と丁寧なハンドピックは欠かさない

実際、人気No.1だという花あそびブレンド春を味わってみると、個性が強く際立っているというわけではないが、後味がとてもすっきりとしていて飲みやすく、なによりバランス感に秀でている。全体的にどの豆でもクリアな味わいは大切にしているそうで、それもあり焙煎前後のピッキングは欠かさない。「これも主人が健在だった時からの変わらないルーティン。最近の生豆だと欠点豆は比較的少ないですが、それでも雑味の原因になる要素は少しでも排除したいですから」と弘子さん。この丁寧な仕事が25年以上愛される大きな理由かもしれない。

山口本店の目の前を流れる椹野川。近くに公園もある

山口本店、防府店ともに豆売りがメインで、どの豆も100グラム単位から購入できる。山口本店のみ喫茶利用ができるので、豆購入ついでにコーヒーを注文して楽しむのもおすすめ。店の目の前を流れる椹野川の河畔の穏やかな景色を見ながら、コーヒー片手に散歩しても気持ちよさそうだ。


佐々木さんレコメンドのコーヒーショップは「Cafe Struggle」

「山口県長門市にある『Cafe Struggle』さんには主人と一緒に何度かお邪魔したことがあります。農協の事務所だった場所を利用した店で、すごく雰囲気が良くて。店主の廣田さんは物静かで、すごく真面目な方。金子みすゞ記念館や道の駅センザキッチンの近くにあるので、観光ついでに利用しやすいと思いますよ」(佐々木さん)

【花あそびのコーヒーデータ】
●焙煎機/フジローヤル直火式5キロ
●抽出/サイフォン(山口本店のみ)
●焙煎度合い/浅煎り〜深煎り
●テイクアウト/あり
●豆の販売/スペシャルティコーヒー100グラム550円〜、スタンダードコーヒー100グラム400円


取材・文=諫山力(knot)
撮影=大野博之(FAKE.)

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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