コーヒーで旅する日本/九州編|下関を若者が未来を描ける町に。「NIKO COFFEE」が表現する日常のアップデート

東京ウォーカー(全国版)

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山口で繋がった仲間と一緒に

秋メニューのおいもとキャラメルのミルクレープ(1100円)、アイスアメリカーノ

「NIKO COFFEE」ではスイーツとフードも準備しており、開業時にメニューを監修したのは福岡市・白金にあるベーグルサンド専門店・DIG INN。永野さんは「デザイナーもコーヒーも山口とゆかりのある方にお願いしたこともあり、フードも山口と繋がりがある人にお願いしようと考えました。DIG INNのオーナーさんも山口出身ということで、柴田くんに紹介してもらって、メニュー監修をお願いしました。もちろんカフェを開業するわけなのでビジネスパートナーではあるのですが、もっと文化祭的なノリで、地元を盛り上げるために、みんなの得意分野を活かしながらワイワイ楽しみながら店を作れたらというのが僕の理想でした。自分自身も楽しみながらじゃないと、ワクワクするような場所は作れないかな、と。店を作り上げていくのは大変な部分もありましたが、そういった意味ではめちゃくちゃ楽しかったですね」(永野さん)

【写真】2階がオーダーカウンター兼キッチン。コーヒースタンドとして利用もOK

そうやって2024年3月にオープンした「NIKO COFFEE」。現在は店長の小畑さんを中心に店を盛り上げているが、永野さんは今後、小畑さんら現場スタッフの声を吸い上げながら、よりコーヒーショップとして魅力的な場所にしていけたらと話す。

「NIKO COFFEE」のような店が増えてくると、きっと町はもっとおもしろくなるはず

「小畑をはじめ、現場のスタッフたちがいろいろなアイデアを出してくれています。たとえば看板スイーツのミルクレープも春夏秋冬で使う素材やアレンジを変えているのですが、それも小畑らがしっかり話し合って提案してくれています。もちろん僕の意見や感想も伝えますが、それよりも現場のリアルな声は今後も大切にしていきたい。それはコーヒーも同じくで、オープンから半年以上を経て、秋冬・春夏という感じでブレンドや焙煎度合いを変えてみるのもおもしろいかも、と思っています。この店を通して、下関っておもしろい町だなとか、私たちもなにかやってみたいな、できるかもしれない、そんな風に若者たちに思ってもらえるような場所になっていけたらうれしいです」と永野さんは締めくくった。

小畑さんレコメンドのコーヒーショップは「Little O coffee&donut」

「北九州市小倉北区にある『Little O coffee&donut』。もともと店主の小川さんのことは前職時代から知っていて、『Little O coffee&donut』を開いたときからちょこちょこ通っています。小川さんは焙煎、抽出共に知識豊富なのでコーヒーは格別。ドーナツは全種類制覇しましたが、どれもおいしいですよ」(小畑さん)

【NIKO COFFEEのコーヒーデータ】
●焙煎機/なし
●抽出/エスプレッソマシン(VIBIEMME)、フレンチプレス
●焙煎度合い/浅煎り
●テイクアウト/あり
●豆の販売/100グラム1720円


取材・文=諫山力(knot)
撮影=坂元俊満(To.Do:Photo)

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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