オンライン化が生んだ“新しい就活様式”とは?コロナ禍の中を生きる大学生のリアルを調査

2020年8月10日 17:15更新

東海ウォーカー

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新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、世界中に及んでいる。当然日本の大学生も例外ではなく、彼らは学校生活や就職活動などでイレギュラーな対応を余儀なくされているという。今回は、そんなコロナ禍の中を生きる大学生にグループインタビューを行い、彼らのリアルを調査した。

大学生5人にオンラインで集まってもらい、コロナ禍でのリアルを調査した


今回のグループインタビューでは、就職活動を終えた4年生の栗本さんと木野さん、ワーキングホリデーに行く予定がコロナで中止になってしまった3年生・植木さん、栄養学を専攻するも実習が延期になってしまった3年生・中園さん、テニスサークルに所属している3年生・井口さんの5人に集まってもらった。授業や就活をテーマに話してもらうと、学生目線での“要るもの”と“要らないもの”が見えてきた。

一長一短なオンライン授業。教える側の対応に課題も

―― 早速ですが、学校のことについて聞かせてください。新型コロナウイルスの影響で、通常の対面授業からオンライン授業へ移行したそうですが、それについてはどう感じていますか?

【栗本】4年生ということで残りの授業数が少ないので、友達と会うために揃えて授業を取ったんです。でも結局オンラインになってしまったので、会えなくなって寂しいですね。就活も終わったので、残り少ない学校生活を楽しみたかったんですが…。
【中園】私の授業は、もともと午前に座学、午後は実習という予定だったんですが、前期の実習がすべて後期に移り、今は全コマがオンラインでの座学になりました。前期はテストだらけ、後期はレポートだらけなので、正直辛いです(苦笑)。オンラインだと身支度や通学の時間が減って助かるので、座学はオンライン、実習は対面がありがたいですね。
【木野】オンラインは一方的に話を聞く形で、学生同士の意見交換ができなくなったのが残念です。でもメリットも感じていて、それは就活に取り組みやすくなった点ですね。面接の予定があると学校を休まなきゃいけなかったんですが、両方とも参加できるようになったのはよかったです。
【植木】学科の教授がTwitterでつぶいていたんですけど、授業後の質問がすごく多くなったそうです。対面だと聞きづらかったことも、チャットで気軽に質問できるようになったのはいいなと思います。

【写真】オンラインでのコミュニケーションは、学生はすぐにアジャスト。授業においては、先生とのネット慣れ分断が発生(写真はイメージ)


―― オンライン授業にはメリット、デメリットがありますね。皆さんは若いのですぐ対応できそうですが、先生はオンラインでのやりとりに苦労する人もいそうですね…。

【井口】先生によって授業形式はバラバラなんですけど、正直オンラインに慣れていない先生もいます(笑)。資料が届いてなかったり、レポートの提出先が間違っていたり…。
【栗本】説明がなくて、課題だけ出せば単位がもらえる授業がありました。授業毎にレポートを出さなきゃいけないので大変で…(笑)。先生がどれだけデジタル慣れしているかによって、授業の質も変わってしまう気がします。
【中園】先生が画面上で資料を共有してくれるんですが、資料は先に進まないのに話だけ進んでいってしまうことがあって(笑)。チャットで「資料が進んでいないです」と伝えても、先生が反応してくれなくて困ったこともありましたね。

―― オンラインに乗り遅れている先生もいるんですね。中園さんの学校は一部で対面授業が始まったそうですが、学校はどのような感染対策を採っていますか?

【中園】対面授業のときは、部屋に入る前に全員手指を消毒をして、席も離され、フェイスシールドを付けます。一般的な対策だと思うんですが、それを徹底していると思います。

―― さすがデジタルネイティブ世代だけあって、学生のオンラインへの対応はスムーズにできているみたいですね。ただ学校側は、オンラインでも対面でも対応に追われている、ということでしょうか。

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