浅草&墨田が江戸になる!?“江戸料理”が楽しめる街に

東京ウォーカー

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“江戸時代の料理”というと、どのようなものを想像するだろうか? 牛肉やブタ肉は食さなかったから魚料理? 調味料は味噌?塩? 数百年も前の人たちが食べていた料理なら、歴女じゃなくても一度味わってみたいはず。そんな願いがかなうプロジェクトが、浅草・墨田界隈で始まる。

隅田川を挟んだ浅草・墨田は老舗が軒を連ねる、江戸時代から続く歴史ある街。東京スカイツリー開業を2年後に控え、“江戸の下町文化が育まれた隅田川両岸”として商店街を活性化しようとするプロジェクトが始動する。その第一弾として、両エリアにある飲食店12店舗で、計11種類の江戸時代の庶民料理が1月25日(月)からメニュー化されるのだ。

江戸時代には“醤油”が飛躍的に発展したため、江戸料理とは一般的に“醤油ベースの甘辛いもの”と言われているが、実は数滴の醤油の香りを活かしてさっぱりとした“粋”な料理も多い。食を楽しんでいたのは今も昔も同じようで、実は料理本も出版されている。そこで今回「素人包丁」「料理秘伝記」「豆腐百珍」という江戸時代の料理本を参考に料理を再現したのが、江戸懐石近茶流宗家の柳原一成さんだ。

「(料理本に)書かれてあるとおりにやっても、絶対に作れないものがあるんです。でもそこが面白い。当時の料理人が『この作り方で作ってみて。できるかな?』と言っているんじゃないかって想像をかき立てられる」と柳原さん。再現したのは、エビをごま油で素揚げにし、大根おろしなどを添えて醤油をかけた「海老の煮出し(いりだし)」や、ドジョウと並び江戸っ子が好んで食した川魚の代表格「うなぎ雑炊」、カボチャの鮮やかな黄色が美しい菓子「かぼちゃ餅」など全11品。これらを食べられる場所は下記を参照のこと。

またこのメニュー化に先立ち、1月24日(日)11:00〜16:30には墨田区役所前の「うるおい広場」を会場に、これらのうち8品を無料で試食できるイベント「江戸の味わい祭り」も実施(試食はなくなり次第終了)。“江戸のスイーツ作り”や“江戸っ子遊び”などの体験コーナーのほか、ステージイベントも実施。“歴女”として知られるモデルで女優の杏さんのトークショーも楽しめる。大河ドラマの効果で人気を見せる、今が旬の“江戸”の文化を体感しに、ぜひ出掛けてみて。【東京ウォーカー】

【浅草エリア】

■駒形どぜう(台東区駒形1-7-12)…風呂吹きねぎ ■大黒家(台東区浅草1-38-10)…はまちの酢煮(すいり) ■川松別館(台東区雷門2-15-7)…うなぎ雑炊 ■我房(台東区西浅草2-1-12)…桜蛸 ■櫻田(台東区雷門1-15-12)…蛤田楽 ■若鹿(台東区雷門1-13-13)…こんにゃくの石川

【墨田エリア】

■寿々喜屋(墨田区石原2-15-1)…風呂吹ねぎ、海老の煮出し ■みつまさ(墨田区江東橋4-20-4)…海老の煮出し ■政五ずし(墨田区両国4-27-3)…このしろの三盃漬 ■人形焼 山田家(墨田区江東橋3-8-11)…かぼちゃ餅 ■蝶谷本店(墨田区太平1-18-22)・・・かぼちゃ餅 ■割烹 かりや(墨田区両国1-9-8)・・・南京蛤、海老の煮出し、蛤田楽、鮑腸和

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