人気ラーメン店「渦雷」の湘南愛が詰まった春限定の1杯を食べよう!
横浜ウォーカー
神奈川県内でも屈指の人気ラーメン店12店が「ラーメンWalker神奈川2018」読者のために月に1回ずつラリー形式で限定ラーメンを作る「限定麺ラリー2017→2018」。2018年4月は、湘南・辻堂に店をかまえる「渦雷」がタスキをつなぐ。「渦雷」と言えば、全国の旬の食材をラーメンにアレンジすることでも定評のある、店主・大西芳実さんが営む店。
フルーツをラーメンに? 湘南・藤沢の恵みが詰まった一杯

【ラーメンWalker神奈川2018限定麺】
「湘南藤沢ラブトンラーメン」(1,200円、1日20杯限定)。食べられる日は、2018年4月4日(水)・5日(木)、11日(水)・12日(木)、18日(水)・19日(木)、25日(水)・26日(木)の18:00~夜営業のみ。
神奈川と言えば「日本の縮図」とも言われ、食材が豊富であることが特徴のひとつ。そんな神奈川愛をテーマにした、今回の限定麺ラリー。「渦雷」のある湘南もまた、食材の宝庫である。自身の店でも珍しい食材をラーメンにしてきた同店には、うってつけのテーマではないかと筆者は思っていた。そして期待通り、使用するものは湘南・藤沢産の春の食材。なかでもラーメンと聞いて珍しいのは、神奈川の名産「湘南ゴールド」だ。

「湘南ゴールド」とは、主に西湘地区で採れる黄色い柑橘。神奈川県の名産だが、その旬は1か月程度と短く、主に県内で消費されてしまうため、県外にはあまり出回らない。そんな「湘南ゴールド」をラーメンに使用する(本番ではジュレにするとのこと)。
そのほかの食材は、「みやじ豚」のチャーシュー、「井出トマト農園」のトマト、「湘南藤沢小麦」の自家製麺など、いずれも湘南・藤沢の名産。ラーメンの食材としては、あまり想像がつかないものばかり。
ベースのスープは、通常営業では出さない豚骨。この限定麺のために、ゲンコツや豚足、背ガラなどで炊く。「ラーメン以外のジャンルの料理から、ヒントをもらうことが多い」というとおり、ハーブやスパイスなども加わった、まったく新しい豚骨ラーメンになりそうだ。

本店の本鵠沼「麺やBar 渦」は、惜しまれつつ2018年3月31日(土)で暖簾を下ろす。4月より大西さんのラーメンを食べられるのは「渦雷」のみ。今後も大西さんの挑戦を見届けよう。
【ラーメンデータ】〈麺〉中太/丸/ストレート(150g) 〈スープ〉タレ:醤油 仕上油:鶏油 種類:豚骨
【渦雷】■住所:神奈川県藤沢市辻堂新町1-9-7 ■電話:0466・39・5385 ■時間:11:30~15:00(4月の水曜・木曜は除く)、4月4日(水)・5日(木)、11日(水)・12日(木)、18日(水)・19日(木)、25日(水)・26日(木)は18:00~夜営業あり。ほかの日の夜営業については要問合せ ■休み:月曜(祝日の場合翌日) ※4月の水曜・木曜は昼営業は休み ■席数:11席(カウンター7、テーブル4)※禁煙 ■駐車場:なし ■アクセス:JR線辻堂駅北口より徒歩8分
限定麺イベントは、2018年9月まで毎月開催! 2018年5月は、市が尾「麺処 秋もと」、6月は淵野辺「中村麺三郎商店」、7月は伊勢佐木長者町「地球の中華そば」などの名店が続いていくので要チェック! 食べる際に各店からシールをもらって、本誌の台誌に貼ろう。12店舗すべてコンプリートすると、12店舗からのすてきなオリジナルのレアグッズが抽選でもらえる。定番メニュー(デフォルト)とは異なるこのイベントだけの珠玉の一杯を巡ろう!
【ラーメンWalker神奈川2018】限定麺ラリー参加店舗(17年10月)ファットン、(17年11月)弘明寺丿貫、(17年12月)鶏喰~TRICK~、(18年1月)G麺7、(18年2月)麺屋庄太、(18年3月)カミカゼ、(18年4月)渦雷、(18年5月)麺処 秋もと、(18年6月)中村麺三郎商店、(18年7月)地球の中華そば、(18年8月)支那そばや 本店、(18年9月)らぁ麺屋 飯田商店
取材・文/濱口真由美、撮影/宮川朋久
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