サザエさん生誕70年「長谷川毬子と長谷川町子 二人展」

長谷川町子が少女漫画家として1935(昭和10)年にデビューを飾ったころ、姉の毬子は川端画塾で油絵を学んでいた。女学校の頃から絵画やピアノを習っていた毬子は、その後、1938(昭和13)年に挿絵画家としてデビューを果たし、活躍の場を徐々に広げていった。戦前、戦中を通じて、二人の姉妹はジャンルは違えども、同じ絵を描く人として、その才能を開花させていった。その後、町子が漫画「サザエさん」の連載を始めると、二人は姉妹社という出版社を立ち上げ、数々の作品を世に送り出した。本展では、姉妹社ができるまでの二人の作家としての活動に着目し、それぞれの仕事をご紹介するとともに、仕事を離れて描いた絵画作品の数々を展示する。また4月22日（金）～24日(日)までの3日間に限り、「サザエさん」連載第一回の四コマ漫画をデザインしたポストカード(1枚)が、入館者全員にプレゼントされる。