コーヒーで旅する日本/九州編|確かな技術、知識を持っているからこそ発信できる、飾らないコーヒーライフ。「amillcoffee」
九州ウォーカー
コーヒーを通して、さまざまな“人、こと、もの”を編んでいく

「amillcoffee」を開いて、2022年4月でちょうど丸1年。東京のアマメリアエスプレッソ時代から感じていたコーヒーという飲み物が繋いでくれる“人、こと、もの”の多様さを再確認できたと話す直樹さんとアンナさん。
「店を開いてから同世代だけでなく、幅広い年代の方々とお話する機会があり、やっぱりコーヒーはさまざまな繋がりを生んでくれるものだと日々の営みを通して実感しています。それに、焙煎でも抽出でも、今の自分が映し出されるのがコーヒー。自分がうわついていたら、味わいもブレますし、自分本位になってしまうと、そういった姿勢はやはりお客様に伝わってしまうと思っています。これからも、お客様目線に立って、何を求められているかを客観的に見る視点を大切にしていきたい」(直樹さん)

屋号の「amill」は、さまざまな“人、こと、もの”をつむぎながら「編む」に、自分の意志で決める「will」を組み合わせた造語。周南市という地域の暮らしを大きな布に例えるなら、「amillcoffee」は彩りというエッセンスを加える糸のような存在。「amillcoffee」という糸が、その布にどのような模様を描いていくのか、今後がとても楽しみになる。
自分たちが無理なく、自然体で営むこと。そして、そのナチュラルなスタイルがもたらす一時の癒し。地域に根付き、愛され続けるだけではなく、ローカルでコーヒーショップを営む上でも見本となる一店と言えそうだ。
酒井さんレコメンドのコーヒーショップは「コーヒーとワッフルの店 BILL&BEN」
次回、紹介するのは長崎県長崎市にある「コーヒーとワッフルの店 BILL&BEN」。
「『BILL&BEN』の店主、大瀬さんはブルーボトルコーヒー時代の同僚。一緒に働いていた時から個性的で、歩んできた経歴含めて、とてもおもしろい人です。長崎市に開いた『BILL&BEN』はそんな大瀬さんの“好き“や、独創的な感性を詰め込んだようなお店。コーヒーに対してもほかの人とは違うこだわりを持っていて、コーヒーに正解はないなって感じさせてくれますね」(アンナさん)
【amillcoffeeのコーヒーデータ】
●焙煎機/CEROFFEE PRO CRF-1600
●抽出/ハンドドリップ(HARIO V60)、エスプレッソマシン(SYNESSO S200)
●焙煎度合い/中煎り〜深煎り
●テイクアウト/あり
●豆の販売/シングルオリジン3、4種、ブレンド1種、100グラム740円〜
※1…コーヒーの実の果肉を機械で取り除き、発酵。さらに、その後の水洗過程で残りの付着物を除き、乾燥させる方法
※2…収穫したコーヒーの実を、そのまま果肉がついた状態で天日干しする方法
取材・文=諫山力(knot)
撮影=大野博之(FAKE.)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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