関東ではピーナッツ味が人気、では関西は…?「ランチパック」開発秘話と衝撃のボツネタを直撃!
東京ウォーカー(全国版)
スーパーやコンビニで買える「ランチパック」。耳のない柔らかい食パンに具材が包まれている商品で、まさに“パックされたランチ”。いつでもどこでも食べられる手軽さが特徴で、幅広い世代に愛されている。
ではそのランチパック、今まで何種類の味が発売されたかをご存知だろうか。なんとこれまでに発売された味は2000種類以上で、正確な数はもはや開発担当者でも把握できていないという。
今回はランチパックの開発の裏側を探るべく山崎製パン株式会社 マーケティング部の保田高宏さんに取材を行ったところ、私たちが何気なく食べているランチパックは、実は数多の試練を乗り越えてきたスーパーエリートだったことが発覚。保田さんにアイデアの生み出し方やボツネタなど、開発秘話を聞いた。
時代の流れとマッチして大ヒット!
ランチパックはもともと「ヤマザキパンの食パンを手軽に食べてもらいたい」という理由から生まれた商品。1984年に「ピーナツ」「ヨーグルト」「小倉」「青りんご」の4種類が発売されたが、当時は山崎製パンが発売する数ある菓子パンの1つ、くらいのポジションだったんだとか。
「2006年に食パンを改良して、サンドする具材がパンにしみ出しにくくなったため、いろいろな具材が挟めるようになり、豊富な種類を作れるようになりました。その後CMを放映したりと宣伝に力を入れた結果、ライフスタイルの変化や女性の社会進出など社会のニーズにマッチしてヒット商品になりました」
全国的なヒットとなって以降は山崎製パンの看板商品となり、現在も毎月4種類程度の新しい味を全国発売し続けている。また、それ以外にも地域限定商品も月にいくつか発売しているため、地域ごとで売られているランチパックが違うのも特徴の1つ。旅行先のコンビニやスーパーで、「ご当地ランチパック」を見つけてみてはいかがだろうか。
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