世界三大珍獣・オカピは首の伸びなかったキリン!?神秘的な素顔や野生の真実を聞いてみた【会えなくなるかもしれない生き物図鑑】
東京ウォーカー(全国版)
動物園の4つの役割とは?
――ズーラシアはランドスケープイマージョン、「自然をイメージした展示」に力を入れている。森田さんはその中でのオカピの見方を次のように話す
。
動物園だと、「近くで見たい」「一緒に写真を撮りたい」というご要望も多くいただきますが、展示場ではオカピがアフリカ奥地のジャングルにいることを頭の中でイメージしながら見ていただくのもおすすめです。なるべく先入観なく、「この動物は一体どこに暮らしていて、どんな動物なのだろう?」ということをまっさらな目で見ていただければ、意外な発見があるかもしれません。

日本の動物園の役割は「レクリエーション」「教育」「調査研究」「種の保存」の4つ。その中でオカピのような絶滅危惧種の真実を皆さんに知ってもらい、その動物にまつわる環境問題から自分たちの生活とのつながりを考えてもらうことは、動物園の大切な役割なのです。
また見た目の不思議なオカピを例にして、なぜそんな柄に進化をしたのか考えてみると、より動物を楽しく見られるのではないかと思います。そして動物園がやっている取組みを、これから少しずつでも知ってもらえればうれしいです。
取材・文=鳴川和代
監修=久保田潤一(NPO birth)
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